2020年4月13日月曜日

雑感

💛 新たな出発
  
  枕元の窓越しから、通学途上の小学生の話声が再び聞こえてくるようになりました。
 内容は分かりませんが、声が弾んで楽しそうに聞こえます。
 「そろそろ起きなくては…。」と起き渋っている私へのモーニングコールのように
 聞こえてきます。

 ここ新潟では、始業式入学式も終わり学校が再開しました。友だちと遊べるよう
になり、我が家の孫、新5年生もこの解放感の中にいるようです。
<小学校の入学式の頃に咲く、真っ白な木蓮の花>
「気高さ」「崇高」「慈悲」の花言葉のように、
新たな出発をずっと見守ってきてくれた花です。

   「友だちの家に行ってくるね!」と自転車で出かけて行く孫の後ろ姿を見送りな
がら、一抹の不安が常にあります。

 今まで当たり前のようにやっていた日常が、当たり前に出来ない今日。

 緊急事態宣言が発令された7都府県外とは言え、やはり外出の自粛は当然のこと。
3つの密、人との距離を常に意識し、外出時にはマスクを着用し、手洗い・うがい・
除菌に努め、今までにない日常を送っています。

 テレビをつければ、どの局も情報番組では当然、「新型コロナウイルス」の情報
満載です。ただ受け身で情報を取り込めば取り込むほどに危機感と恐怖心が募って
きます。身体の健康維持はもちろんですが、このままでは心の健康を保つことに難し
さを感じるこの頃です。

 そんな中、スポーツ選手や、アーチストや芸能人などの方々がSNSを通し、いろ
んなメッセージや元気が出るようなパフォーマンスなどを動画発信しているのを目に
するのもやはりテレビからの情報です。

 家族用の5枚のマスクはどうにか手作りしてみましたが、…。(笑)

  貯めていたお小遣いを使って、マスクを数百枚作って贈ったという中学生の話を
 テレビで見ました。「自分の出来ることをして、社会の役に立ちたい!」という、
 その心根の優しさに感動しました。

 「じゃあ、私はいったい何ができるだろうか?!」「何をすればいい?」と、
改めて見つめなおしています。
 
  今、
 すべての国民に求められていること、「自分の命と家族や人の命を守る行動をとる。」
 
  まずは、自分ができることから始めようと思います。
 狭い家の庭ですが、昨日までなかった花の芽を見つけて喜び、一日一日表情を変えて
 いく様を見て感激し、ささやかな日常から喜びを探しています。
     
<満開になった雪柳>
忘れずにしっかり咲いてくれました。季節を刻んでくれています。
愛らしい小さな花がびっしりついた枝は、柳のようにしなやかです。
雪が積もったようにも見えますね。

  「お花見に行きたい!」「スポーツジムに行って、体を動かしたい!」「日帰り温泉
 に行ってのんびりしたい!」「お友だちとランチして、たくさんおしゃべりしたい!」
 ぜんぶ、全部今はご法度です!

  我がルームを利用してくださった利用者の赤ちゃんたちは、この春それぞれに保育園
などに就園されると聞いております。ちょっぴり泣くことはあっても、それぞれに新た
な環境に日ごと慣れ親しんでいる頃だと思います。

  我がルームでもそうでしたが、子どもたちの環境への適応力はすごいですね。
 これも生きる力の一つだと思います。

  「お母さまの不安や心配がお子さまの気持ちにも移って、泣かれる場合もありま  
 すよ。」「もし疑問や不安があれば園の先生に相談することが、一番の解決策だと思
 います。」と、お伝えさせていただきました。
 
 こんな時局ですから不安や心配の多い日々かもしれませんが、…。
 お子さまたちの心身共に健やかな成長を心からお祈りいたしております。

<真っ盛りのレンギョウの花>
花言葉は、「期待」「希望」です。
この花のつぼみがふくらむ頃、春の訪れを感じてきました。
  桜の花も満開。花を愛でる春。本当の春が早く来るといいですね。

    この緊急な事態が、一日も早く終息することを心から願っております。