2020年9月15日火曜日

絵本大好き

💛 おかげさまで

 保育ルーム「こころほいく」を開設して、この9月で3周年を迎えることが出来ました。これまでたくさんの方々から利用していただき、支えていただきました。皆さまのおかげあってのことと、感謝しております。

  本当にありがとうございます。

 コロナ禍の中にあって、今まで以上に安心安全の場となれるように、より一層の緊張感をもちお仕事させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 先日、月刊誌『こどものとも 012』10月号が手元に届きました。タイトルは、『はんぶんこ』(杜 今日子さく 福音館書店刊)です。

 


  子どもたちが喜びそうな身近な食べ物が次々と登場し、タイトルの通り「はんぶんこ」して食べるという、とてもシンプルなお話です。

ドーナツ、やきいも、おにぎり、にくまん、ピザトーストとお話は続いていきます。

 

はんぶんこ
なかみは しゃけだ
いただきます

 これは、しゃけのおにぎり。「美味しそうですね。」

 「はんぶんこ」して、「おいしい」を共有する喜びとするワクワク感が感じられます。

 

今週いらっしゃる予定の2歳児さんに、早速読んであげようと思っています。「これ、よんで!」と、リクエストをもらうこともしばしば。絵本を大好きなお子さんが、どんな反応をするだろうかと今から楽しみです。

 絵本『ぐりとぐら』で、カステラが焼けた場面で見られるように、可愛い口を「あ~ん」と開け、「食べたつもり」になってニッコリ笑顔になるに違いありません。

 この絵本を読んだ瞬間、子育てしていた頃のことを思い出しました。「我が意を得たり」の感がして、嬉しかったです。

  「美味しいものは、自分だけ独り占めしないで、分ち合って食べる。」こと。まさに、「はんぶんこ」だったり、「さんぶんのいち」、時には「よんぶんのいち」もありです。

 このことは、私の母の教えでもあり、私なりの子育てのこだわりの一つ、ポリシーでした。

  今はこんな時ですから、手ではんぶんこして食べるなんてとんでもないことかもしれませんが、「人と人」とふれあうことが心地よいと感ずる、そんな日がまた戻ってくることと信じています。

  

はんぶんこ
いただきます
「おいしそうですね。」

  「さあ、どうぞ。」と手を差しだすと、安心して手を出し、「あーん」と口を開ける。保育は、まさにこの信頼関係の中に育まれていくものだと思うこの頃です。