2022年2月27日日曜日

もうすぐ3月「ひな祭り」

 玄関(ギャラリー?)にお雛様を飾るようになって、数年経ちます。 「内裏雛があれば…。」とあるつもりで見立て、満足していました。 ところが、先日程よい大きさの雪洞を発見し、迷うことなく購入して飾りました。そして、またまた程よい大きさの(和紙製の)菱餅を発見し、気分上々!そうなると、赤い毛氈を敷いたのを見たくなり、赤のフェルトで代用してみました。 やはり!雪洞などの脇役があるだけで随分「映えるな!」と、ひとりニンマリしているところです。 「あるつもり」と言えば…。
こころほいくでの遊びの環境の一つに、歩けるようになった頃のお子さん用に 小さな流し台とちょっと大きめなものとの2台を置いています。性別に関わら ず、ままごと遊びが好きなお子さん用に準備した環境です。模倣遊びができるよ うになる頃。お家の人がしていることの再現遊びが見られるようになります。流 し台のオーブンの扉を開け、おもちゃを中に入れると、コンロのスイッチを器用 に回し料理しているつもりで遊んでいます。蛇口をひねり、「ジャー!」とお茶 (?)を入れると、「どうぞ!」と出してくれるのです。「ありがとう。」 「ごちそうさまでした。」と遊びを共有した楽しさで、会話も膨らんできます。 2歳を過ぎて語いが増えてくる頃。「〇〇は?」と具材そのもの、魚や人参などを模った遊具が欲しくなるようです。 こころほいくでは、イメージするものに自在に変われるように応答性のある色 とりどりのお手玉や花おはじき、チェーンなどを具材用に用意しています。 橙色のお手玉は人参だけでなく、蜜柑になり、見立て次第でいかようにも変化 できる広がりや楽しさがあります。お子さんの想像力を育めるような手助けが 出来たらいいなと思っています。見立ての醬油やジュースの瓶に詰めた紙テー プを引っぱり出して遊んでいたお子さんも、経験を重ねていくにつれ、「瓶をふ る」だけでつもりの遊びを楽しんでいる姿が見られるようになりました。そんな お子さんの成長する姿を共有させていただいている喜びを感じるこの頃です。 もうすぐ3月。「ひな祭り」の節句の由来は、女の子の健やかな成長と幸せを願って始まったものと聞いております。国内外で暗いニュースが続き、心の痛むことが多いこの頃ですが、「子どもの権利」が守られる社会であって欲しいですね。子ども一人ひとりがかけがえのない存在です。以前も紹介させていただきましたが、昨年6月に上野動物園で生まれた双子のパンダの赤ちゃん、シャオシャオ(暁暁)とレイレイ(蕾蕾)の命名に託された願いである「明るい未来」がきっと来ると信じます。 お預かりした目の前にいるお子さんの笑顔を守っていけるように、足元をしっかり見ていきたいです。こうして仕事を続けさせていただけることに感謝、感謝です。

2022年2月2日水曜日

節分そして立春

明日は「節分」ですね。そして翌日は「立春」です。
昨夜降ったふわふわの雪もあっという間に解けてくれて、春がそこまできているように感じます。 草花が芽吹きの季節、春。 春と聞くと、心が浮き立ってくるようです。 今年こそはお花見に行きたいと思っていたのですが、果たしてその夢は叶うのかどうか、このコロナ禍の中、 先が見通せない現実があります。 「出かけたいけれど出かけられない。」それはお母さまたちも同じですね。 こころほいくも同じ状態です。そんな中で、依頼のお電話をいただくことは、 大変な重みがあることだと感じています。今まで以上に万全の注意を払い、「安心と安全」 の保育ができるように努めていきたいと思います。 感染予防を配慮しての予算を見越し、新しいおもちゃを買わせていただきました。
「飛行機のモビール」です。 人と人をつなぐ大切なツール「おもちゃ」です。 空気清浄機の上に吊るしてみたのですが、空気の流れに乗ってゆったり動くことで 赤ちゃんを魅了してくれています。人見知りが始まる前の赤ちゃんであっても、いつもの 環境との違いを敏感に察知していますね。賢いです!本当に。 そんな時。 赤ちゃんの目線に合うように抱っこし、「飛行機だね。」「気球だね。」と少し揺らしてやると、赤ちゃんの目がキラっと輝きます。飛行機が何なのか分からなくても、言葉の力や響きを通して、赤ちゃんとの繋がりを感じる瞬間です。 お子さんが選択できるおもちゃの数が増えたことで、除菌消毒と共に感染予防に繋げていきたいと思います。 初めて利用してくださる方はもちろんですが、下の方が生まれて3年ぶりにご連絡くださった方、開設以来断続的に利用してくださる方、たくさんの方々に支えられて「こころほいく」の今日があります。 節分を目前に、改めて感謝申し上げます。