2020年2月16日日曜日

子育て


 💛 「母の友」
   
ー幼い子を持つおかあさん、おとうさんに。子どもにかかわるすべての人に。ー
福音館書店刊
1953年創刊の雑誌です。
2020年1月号は通巻800号記念特集があり、読みごたえ満載でした。

 昨日は、Kさんの旅たちの日でした。雨も上がって、柔らかな春の日差しがさし、
 少し風の強い日でしたが、穏やかな一日でした。
  無事に着いた頃かしらと思いながら、一日を過ごしておりました。

旅立ちの日の直前、Kさん親子がわざわざご挨拶に来てくださいました。子育てしている中で、余裕がなくてイライラすることもたくさんあって、お子さんの話にきちんと耳を傾けてやれない時もたくさんあったと振り返っていらっしゃいました。そんな時、私たち夫婦の存在に「親子でたくさん助けてもらい、ありがたかったです。」と話してくださいました。
 
Kさんの親子が初めて訪ねて来られたのは、平成30年の12月でした。それは、「こころほいく」を開設(30年9月)させていただいて間もなくのことでした。
夜の時間帯でのお預かりは、ケースバイケースで、利用者さんが必要とする時間のご希望に添った結果でした。その時は、まさかこんな長いお付き合いになるとは思ってもみませんでしたけれども、…。

送迎のことや食事のことなどの問題点もありましたが、利用者さんに寄り添い、結果としてお役に立つことが出来て、夫婦共々とても嬉しく思っております。「こころほいく」の立ち上げは、ここが原点だったからです。

「一生けん命やっているのにうまくいかない!」と悩みを抱えているお母さんは、たくさんいらっしゃると思います。
母として、女として、一人の人間としての生き方を考える時に、優先すべきは何で、何が正解であるかは、そうそう簡単に結論の出ることではないですし、子育てに正解などないからです。

「一生けん命やっている自分がいて、あなたはあなたでいいのよ。」と言ってもらえたら、どんなにかほっとすることでしょう。

そんな時にそっと背中を押してくれる人、「もうちょっとここをこうしてみるといいかもしれませんね。」と。
悩んだ時迷った時のヒントがそこにある。
 
  月刊誌「母の友」は、子育てを応援してくれる、そんな本だと私は思います。子育ての専門家や絵本作家だけでなく、いろんなジャンルの、そして多様な考え方を認め合える本であると思います。

  私はこれまで数十年購読してきて、わずか90ページ前後が月1全部読み切れないこともしばしばありますが、興味のあるテーマや自分の知りたい部分を拾い読みするだけでも得るものは十分にあると思います。

  子育て中のお母さんにお薦めしたい1冊、それが月刊誌「母の友」です。

2020年2月9日日曜日

絵本大好き!

 💛贈る本「へいわって どんなこと?」

   長い間お預かりしていたお子さんのKさんが、いよいよ外国に行き、日本を離れる
 ことになりました。寂しいことですが、門出を心からお祝いしたいと思っています。

   心ばかりですが何か記念になるものを差し上げたいと思い、あれこれ考えてみま 
  した。  

  最小限度の身の回り品で出発されるのでしょうから、軽くてかさばらない物でと
 考えました。
 と言っても、絵本が好きな私の心はおよそ定まっていました。
 
 そんなある日。
 朝食を食べながら「あさイチ」(NHKのトーク番組)を見ていたら、その日のゲスト
 が絵本作家の浜田桂子さんでした。金曜日のプレミアムトークショーのゲスト出演で
 した。旧知の人に再会したような、嬉しくてたちまちテレビに釘付けになりました。
 
 浜田桂子さんは、絵本の講演会の講師として新潟にも何度か足を運んでくださって
います。その都度出掛けて行っては、その優しい語り口調と偉ぶらない姿勢に感激し、
買い求めた絵本にサインをしてもらうのが恒例でした。番組中に取り上げられてた  
「へいわって どんなこと?」の絵本もその時に出会った1冊です。

日・中・韓平和絵本
「へいわって どんなこと?」
童心社刊

  
   8年前に参加した講演会で、絵本「へいわって どんなこと?」が完成するまでの
  裏話を伺いました。浜田さんら日本人作家の呼びかけで、中国・韓国の作家との「平
  和絵本プロジェクト」がスタートしたのが、15年前。中国・韓国の人たちとの「平
  和」に対する認識の違いからくる困難さやことば一つについても議論に議論を重ねな
  がら出来上がった一冊だということ。今年の1月に香港で出版され、現地に行って
  子どもたちの前で読み聞かせをしたことなどなど。改めてこの絵本の意義の深さを
  認識させれました。

   この日(プレミアムトークショー)の浜田桂子さんは、お歳をとられてもその人柄
  がにじみ出た優しい語り口は、かつての印象のままだと感じました。「平和」をテー
  マにした絵本を通して、子どもたちにその思いを伝えたいという情熱に秘めた力強さ
  と優しさを感じました。

   こうして1冊の絵本が読み手のお子さんのところに届けられるまでに、たくさんの
  人たちの思いが込められていることなどを知る機会がほとんどない中、この日の放送
  テーマが絵本作家であったことは、とてもいい企画だと思いました。

   かつて参加した絵本講演会の中で、「赤羽末吉さん(※)は、『子どもだからこ
  そ、本物を届けたい。』という思いで、雪の表現ひとつにもこだわり、ていねいな
  絵本作りをされていた。」という話を聞いたことがあります。
 
 (※)「かさじぞう」「だいくとおにろく」「スーホの白い馬」などなど多数の民話・昔話絵本に絵を描かれている絵本画家、絵本作家さんです。
   (いずれも福音館書店刊)

  前置きが長くなりましたが、好きな絵本のこととなるとつい夢中になる悪い癖です。(笑)

   そんな訳ですから、あの番組を見た瞬間にKさんに贈る本は、「へいわって どんなこと?」に決まりました。
へいわって 
ぼくが うまれて 
よかったって いうこと。 
→次ページ
きみが
うまれて
よかったって
いうこと。  と、つづきます。

   活字離れ本離れがどんどん進む今日、未来を担う子どもたちには本の好きな
  子どもに育って欲しいと思います。その入り口が、まずは「いい絵本との出会い」
  だとも思います。いい絵本とたくさん出会うことで、心豊かに育って欲しいです
  ね。

   「いい絵本を届けたい!」

 Kさんはもちろんですが、子どもたちの育つ未来が平和な社会であって欲しい!
   そんな思いをこの1冊の絵本「へいわって どんなこと?」に託したいと思います。

2020年2月4日火曜日

「節分」そして立春


 💛今日は、立春。
  
   暦の上では春ですね。天気も段々と回復し、午後には青空を見ることができ
  ました。心が浮き立つような穏やかな日を過ごさせていただきました。

   そして、…。
  昨日は節分。歳時記を大切にしたいと思いながらも日々雑用に追われことも
  しばしばですが、昨日は夜間お預かりをしているお子さんの来る日でした。
  まさにタイムリーです。機を逃さず、「節分」のセレモニーを計画しました。

にわか仕立ての鬼の面です。
おこりんぼ鬼かな?
右手の赤鬼は、この時期に決まって登場させる赤鬼です。
絵本作家/西村繁男さん(※)の作品で、紙粘土製です。
(※)「もりのおふろ」「おふろやさん」「やこうれっしゃ」
などなど作品多数

   まずは、夕食に「恵方巻」を用意し(商戦に振り回されたくはなかったのです
  が…)、今年の恵方「西南西」に向かい、恵方巻をみんなで丸かぶりして食べ
  ました。
   と言っても、一年生の女の子には少々難しく、途中から包丁で切れ目を入れる
  ことになりましたが。(笑)

   食後は、マスや鬼のお面を一緒に作りました。そもそも制作遊びが大好きな
  女の子でしたので、おばさん(私)のひらめきにうまくお付き合いをして、
  楽しそうに取り組んでくれました。豊かな想像力と創造力に、いつも刺激を
  もらっているおばさんです。(笑)

   そして、いよいよ豆まきの段になり、窓もしっかり開け、…。
  おじさんは、「俺は鬼じゃない!」と抵抗しましたが、役割を交代しながら
  「鬼は外!」「福は内!」と喜々としたひと時を過ごすことが出来ました。

   「歳の数だけ豆を食べる」には、「えっ?おばさん、六十何個も食べるの?」
  ということになり、結局は、それぞれの年齢の下一桁の数だけ食べることに
  なりました。彼女にとって大好きな落花生でしたが、豆の殻を割るという作業
  もあり、7個でも十分に満足感を味わったようでした。

   「そう言えば、去年は○○君(我が家の孫のことです)と一緒に豆まきをした
  よね。」と、昨年の豆まきのことを話してくれました。楽しい思い出として、
  しっかり記憶に残されていたことが嬉しかったです。

   「楽しい!」を一緒に共有した後の千葉産落花生の味は、最高でした。

   週に2~3日そして二年余りの長きに渡り、夜間にお預かりしてきた役割が
  もうすぐ終わろうとしています。外国に移住することが決まり、もうすぐ日本
  を発つことになったからです。

   「寂しくなりますね。」と、ひと言では言い尽くせないものがあります。
  かけがえのない時間だったことを実感するのに、そう時間はかからないことと
  思います。

   一日も早く新しい環境・文化に馴染んで、そのお子さんのらしさを発揮し、
  これからも健やかに成長されることを願うばかりです。

   ここまで大過なく過ごすことができたこと、嫌がることもなく通ってきて
  くれたことに、ただただ感謝するばかりです。

   ありがとうございました。