2020年2月4日火曜日

「節分」そして立春


 💛今日は、立春。
  
   暦の上では春ですね。天気も段々と回復し、午後には青空を見ることができ
  ました。心が浮き立つような穏やかな日を過ごさせていただきました。

   そして、…。
  昨日は節分。歳時記を大切にしたいと思いながらも日々雑用に追われことも
  しばしばですが、昨日は夜間お預かりをしているお子さんの来る日でした。
  まさにタイムリーです。機を逃さず、「節分」のセレモニーを計画しました。

にわか仕立ての鬼の面です。
おこりんぼ鬼かな?
右手の赤鬼は、この時期に決まって登場させる赤鬼です。
絵本作家/西村繁男さん(※)の作品で、紙粘土製です。
(※)「もりのおふろ」「おふろやさん」「やこうれっしゃ」
などなど作品多数

   まずは、夕食に「恵方巻」を用意し(商戦に振り回されたくはなかったのです
  が…)、今年の恵方「西南西」に向かい、恵方巻をみんなで丸かぶりして食べ
  ました。
   と言っても、一年生の女の子には少々難しく、途中から包丁で切れ目を入れる
  ことになりましたが。(笑)

   食後は、マスや鬼のお面を一緒に作りました。そもそも制作遊びが大好きな
  女の子でしたので、おばさん(私)のひらめきにうまくお付き合いをして、
  楽しそうに取り組んでくれました。豊かな想像力と創造力に、いつも刺激を
  もらっているおばさんです。(笑)

   そして、いよいよ豆まきの段になり、窓もしっかり開け、…。
  おじさんは、「俺は鬼じゃない!」と抵抗しましたが、役割を交代しながら
  「鬼は外!」「福は内!」と喜々としたひと時を過ごすことが出来ました。

   「歳の数だけ豆を食べる」には、「えっ?おばさん、六十何個も食べるの?」
  ということになり、結局は、それぞれの年齢の下一桁の数だけ食べることに
  なりました。彼女にとって大好きな落花生でしたが、豆の殻を割るという作業
  もあり、7個でも十分に満足感を味わったようでした。

   「そう言えば、去年は○○君(我が家の孫のことです)と一緒に豆まきをした
  よね。」と、昨年の豆まきのことを話してくれました。楽しい思い出として、
  しっかり記憶に残されていたことが嬉しかったです。

   「楽しい!」を一緒に共有した後の千葉産落花生の味は、最高でした。

   週に2~3日そして二年余りの長きに渡り、夜間にお預かりしてきた役割が
  もうすぐ終わろうとしています。外国に移住することが決まり、もうすぐ日本
  を発つことになったからです。

   「寂しくなりますね。」と、ひと言では言い尽くせないものがあります。
  かけがえのない時間だったことを実感するのに、そう時間はかからないことと
  思います。

   一日も早く新しい環境・文化に馴染んで、そのお子さんのらしさを発揮し、
  これからも健やかに成長されることを願うばかりです。

   ここまで大過なく過ごすことができたこと、嫌がることもなく通ってきて
  くれたことに、ただただ感謝するばかりです。

   ありがとうございました。