2021年2月2日火曜日

絵本大好き

 

💛節分

 今日は、節分。明日は暦の上での春「立春」ですね。

<こころほいく 玄関>
左の赤鬼は絵本作家/西村繁男さんの作品です。
新潟で個展を開催された際に求めました。
毎年、この時期の出番を待っていてくれます。
       

保育園で働いていた頃は、節分と言えば、かならず「豆まき」をして鬼を追い払う

行事をやっていました。

 

「○○ちゃんの心の中には、どんな鬼がいると思う?」といった類の問いかけを

子どもたちにしていました。決まって返ってくる答えが、「けんか鬼!」「泣き虫鬼!」

「好き嫌いする鬼!」などなど。

 

 豆をまき、鬼退治するための答えになるように誘導していたような?そんな思いも

ありますが、「鬼」という概念のない子どもたちにどうやったら理解してもらえるだろ

うかと、私なりに考え、「絵本の力」を借りることにしていました。

左上 小林輝子再話/赤羽末吉画 右上 いしいももこ ぶん あきのふくこ え
左下 松居 直再話/赤羽末吉画  右下 松居 直 文 赤羽末吉画
福音館書店 刊  他多数あり 

昔話の中で鬼が登場する話がたくさんありますが、絵本になっているお話もたくさんあります。その中から数冊を選び、子どもたちに読んであげていました。

イメージを持てたところで、鬼のお面制作、升づくり、本番の「豆まき」へと繋がっていくというのが、「節分」週間の取り組みでした。

 

「邪気や厄の象徴とされる鬼を煎った豆を撒いて追い払う」

 今年は、日本各地で節分行事が縮小されていると聞きますが、こんな時だからこそ大切にしたい行事だと思います。

 

「鬼は外!福は内!」「コロナウイルス飛んでいけ!」と声高に言いたいですね。

災害、病(新型コロナウイルス含め)、飢饉など鬼に姿を変えた災いを撃退したいです。

 

 ちなみに、我が家での「節分」は、「誰が鬼をやる?」とややもめながら鬼の面をかぶった鬼役に豆を投げるということを楽しんでやっていました。寒い最中ですが窓を開け、鬼を追い払い、福(春)を呼び込むための演出をして盛り上げます。

 昨年は節分の夜、タイムリーなことに利用者さんがいらっしゃいましたので、一緒に豆まきを楽しみました。海外に引越ししたKちゃんとの懐かしい思い出です。

旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日の節分は、大晦日に当たる大事な日だったそうです。

邪気を払い、迎えた新しい年が皆さまにとって良い年となりますように、こころから願っております。