2021年12月5日日曜日

おもちゃ

玉がスロープを転がり、最後に鉄琴の階段を転がる時に奏でる音が、優しくて心地よさを 感じさせてくれるおもちゃです。Beck(ベック社)のシロフォン付玉の塔です。
目の前にいるお子さんの興味関心を見ながら、手と目の協応動作を養う遊びの一つとして提案をしています。 小さな玉(ほぼ10㎜)を指先でつまみ、14㎜ほどの穴に入れる動作は、指先の器用さが求められます。1つ2つの玉がポロンポロンするよりは、たくさんの玉が連続して奏でる音に魅了されます。遊ぶお子さんの年齢の目安としては、2歳前後を考えています。何でも口に入れてしまう「なめなめ期」のお子さんには、「誤飲」のリスクが伴うことなので、目につかない所で保管しています。もう一つ気をつけていることは、出す玉の数を決め、片づける時には出した玉の数と合っているかを確認することです。 「赤ちゃんが落ちている玉を拾って、玉をお口に入れると危ないからだよ。」とお子さんには伝えています。 先日、保育の所管課よりの注意喚起の情報提供がありました。 「最近、小さなお子さんがネオジム磁石製のマグネットボールやキューブを誤飲する事故が多く発生している。」とのことです。 「サイズが小さく(1個3-5㎜)、数が多い(1セット数百個)ため無くなっても気づきにくい。磁力が非常に強い(一般的なフェライト磁石の10倍以上)ので、腸内に入ると自然排泄がされず、気づかずに時間がたつと腸管に穴があき、開腹手術や大がかりな処置が必要となること。病状が進むと生死に関わる状態になるとのことです。」 お子さんの遊ぶ環境を安全に整え、守るのは当然のことですが、こんな風に予期せぬことも起こりうる、どこに危険の落とし穴があるか分かりません。「こころほいく」では、お子さんに提供するおもちゃは、木のおもちゃの店「クルテク」で買い求めているもので、99%は木製(布製も含め)のものばかりです。少々お高めではあるけれど、子どもにとっての「安心安全」を買わせていただいております。だからすべて安心ということはないので、「ゴムはゆるんでいないか、壊れているところはないか?」を確認して上で出しています。 「誤飲事故」の話は、うちとは無縁とも思いませんし、他人事ではありません。 お子さんの大切な命を預からせていただいているという緊張感が常にあります。 「お子さんと一緒にいて楽しい!」だけでなく、楽しさを裏付ける大変さがあるからこそ楽しい!」と、私は思います。「子育ては確かに大変!でも、その大変さに優る喜びがある。」と信じて、ここまでやってきました。 子どもの笑顔が見られる。 最高の幸せですね。 今年も残すところあと1か月となり、少し振り返ってみました。 皆さまも元気で年の暮れをお迎えください。 家の玄関ギャラリー「クリスマス」です。