2種類の紫陽花 左/新潟にいる二女より 右/東京に住む長女より 「母の日」のプレゼントです |
紫陽花が美しい季節ですね。
我が家にも2種類の紫陽花が色づき、綺麗な花を咲かせてくれています。
花芽をつけなかった年もあるので、無事咲いてくれてホットしています。
と言うのは、二人の娘から「母の日」のプレゼントでもらった鉢花だからです。数年が経ち、随分大きく成長してくれました。冬を乗り越え、春になって青々と葉っぱが色づいていく姿を見守りながら、贈ってくれた娘たちに思いを馳せることもしばしばです。
「子育てと植物を育てるのは似ている」と言われますが、植物を育てていると本当にそうだなと思うことがあります。
水をやらなければ枯れ、やりすぎれば根腐れを起こします。適切な時に適切な世話をしてやることが求められます。だからと言って、かまいすぎてもよくありません。そして何よりも、すべての草花が同じ条件を好むわけではありません。
紫陽花は、雨の季節に咲く花だけに、水が大好きな花です。土が乾くと、葉っぱも花芽も頭が垂れて、「水がほしい!」のサインを発してくれるので、とても分かりやすい花だなと思います。
でも皆が皆そうだとは限らないですし、花の状態(子どもの姿)を見て、わずかなサインを逃さない、しっかり看取る力が大切ですね。植物も子どもも同じです。
私が大好きな都忘れの花は、違っていました。夏場は半日蔭でよくて、乾いたらたっぷり水をやります。我が家に中々居着いてくれなかったのは、この適切なお世話ができていなかったのでしょうね。構いすぎていたと反省しているところです。
それぞれの植物に合った水・栄養・日差しはもちろんですが、健康な根を下ろすためのふかふかな土作りが一番大切ですね。子育てで言うなら、家庭環境でしょうか。何かができるとかできないとかでなく、子どものあるがままの姿を受け入れ、優しく時には厳しさで、温かく包み込んでくれる愛情と(家庭)環境が大切ですね。
そんな中でこそ「自己肯定感」が育まれ、生きる力になっていくのではないでしょうか。
綺麗に咲かせた花を見て癒され、元気をもらっています。子育てや預かり保育の仕事もそうですが、「もっとこうした方がいいかな?」と工夫をし、時には反省しながら、今を大切にして楽しもうと思っています。
二女からもらった紫陽花
手前は、花が終わった都忘れ東京に住む長女からもらった紫陽花
鉢が手狭になり、
一回り大きい鉢に植え替えの予定です
家を訪れる人にも見て欲しかったので、鉢の一つを玄関に移しました。すると、二つ並んでいたときは寄り添うように咲いていたのに、離れたことで枝を十分に広げ、互いが伸び伸びと花を咲かせているではありませんか。自己発揮している姿が、紫陽花を通して二人の娘と重なり、垣間見えたような気がしました。母の願いです!(笑)
子どもが伸び伸びと育てる環境を保障してやるのが、私たち大人の役割だと思った瞬間でもありました。