2017年12月22日金曜日

子どもとおもちゃ 3

 
 💛おもちゃと環境

    小さなお客さまが遊びに来てくれるようになり、いちばん喜んでいる
   のは、我がルームのおもちゃ達ですね。😊

    家人が寝静まった夜、…。
   「僕とはじめに遊んでくれるのは、誰だろう?」「赤ちゃん?」
   「・・・・・」
   「私と遊んでくれるのは、だれかな?」
   「男の子?」「女の子かな?」
   「・・・・・」

    そんなつぶやきが聞こえてくるような?おもちゃ達の表情でした。

    今はと言えば、おもちゃ達は喜々として遊んでいます。😊

    なめなめ、噛み噛み期の赤ちゃんは、まずはお口に入れて確かめています。
   ということは、口に入れて安全なおもちゃであることが最優先です。

    這い這いやあんよの赤ちゃんは、探索活動が活発です。興味の魅かれる
   物を求め、見て、触って、振って、たたいて、音や感触を楽しんでいます。
   視力が100%ではないこの時期のおもちゃは、はっきりした色や形のもの
   がいいですね。

    幼児期といわれる頃になると、物をいろいろな物に見立てることができ、
   〇〇のつもり遊びやごっこ遊びができるようになります。
    🌸花おはじきの白はご飯、色に合わせておかずやお汁に変身!
    🌸おかあさんごっこ、お店屋さんごっこ、病院ごっこetc

    ルームに来てくれるお客さまは、ままごとで上手に遊んでいます。
   ことばのやりとりも巧みで、ほほえましいことばかりです。

                      



<ついたて(1面、3面)↑と絵本棚↓は 優れ物!>
      
      
      空間の仕切りとしてはもちろんですが、可動式なので扉としても
     活躍してくれます。

     「おかあさんは、お仕事にいってくるわね。」
     「はい、気をつけていってらっしゃい!」
     「いってきます!」
     こんな会話がはずみます。😊

     間仕切り兼の絵本棚は、安定感もありつつ、押してやると簡単に動く
    ので狭い空間が、広がります。子ども力はすごい!
     日々、子どもに教えてもらうことがたくさんです。

     ルームを開かせていただく際、これだけはあった方がいいと思う
    おもちゃなどを買い求め、十分とはいえませんが遊びの環境を整え
    ました。クルテクさんには、本当にお世話になりました。感謝感謝です。

     でも、…。
    「あれもある。これもある。」と言わんばかりにありったけのおもちゃを
    出しておくのは、決していい環境ではないと反省することもあります。
     過剰過多な刺激の中で過ごすことで、じっくりと遊びに集中できな
    かったり、おもちゃ本来の持ち味を生かすことができません。これは、
    おもちゃを手渡す側の大人の責任だと思っています。

     発達年齢はもちろんですが、足元の子どもを見ながら、子どもの興味
    関心に寄り添いながら、足したり引いたりやることを学び直している
    ところです。

     もうひとつ、…。
    環境は、モノばかりではありませんね。
    モノを手渡すときの「ひと」なりです。

     これまでの人間関係が全くない初めての出会いのお客さまとは、
    短時間勝負です。「あなたのこと大好きだよ。」のメッセージを
    いかにうまく伝えることができるか!泣いている赤ちゃんの泣きたい
    気持ちをまず受け止め、「そうだよね。泣きたいんだよね。」
    「よし、よし(わかったよ)。」と抱っこして、心地よさを感じて
    もらうことがいちばん!

     赤ちゃんは、具合さえ悪くなければ、赤ちゃんのして欲しいこと、
    欲求を満たしてあげれば、必ず泣きやんでくれます。「大好きな
    あなたへの思い」が、伝わるのかもしれませんね。

     ルームに来てくれる小さなお客さまは、できる限りのおもてなしで
    お迎えをしたいとスタッフ一同考えております。
     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

2017年12月17日日曜日


   絵本大好き! 5

  💛12月

    12月に入るとまずやること言えば、クリスマスの飾り付けをして準備
   をすることです。小さなお客さまが遊ぶ空間はもちろんですが、玄関脇の
   柊に飾りをつけ、玄関フロアもそれらしく飾り付けをするのが、この時期
   の唯一の楽しみです。
    孫にばばちゃんと呼ばれるこの年齢になっても、この時期になると心が
   浮き立ちます。

    先日、
   「大人には、サンタクロースは来ないの?」と孫に聞かれました。
   「子どもの時に来てくれたから、大人になったから来ないと思うよ。」
   「そうなの?」と、大人はかわいそうだねと言わんばかりの孫の表情
   でした。

    サンタクロースへの手紙を書いている可愛い孫です。(笑)

    実家は商売をしていましたので、クリスマスはまさに書き入れ時でした
   から、孫の手も借りたい忙しさでした。そんな中、朝目覚めた私の枕元に
   は真っ赤なブーツが置かれていました。お菓子がいっぱい詰まったブーツ
   です。

    豊かな物に恵まれた今日とは違い、「えっ?」と思われるようなこと
   かもしれませんが、子どもだった私にはかけがえのないものでした。

    サンタクロースは、子どもたちの夢を運んでくれると信じていた子ども
   だった私は、今もここにいます。

    💛クリスマスが近づく頃、子ども達に読んであげたい絵本のうちの
     1冊です。

    『サンタクロースって ほんとうにいるの?』
        てるおか いつこ:文 すぎうら はんも:絵
                       福音館書店刊

     「ねぇ サンタクロースって ほんとうに いるの?」
     「いるよ」
     「えんとつがなくても くるの? ドアにかぎが かかって
      いても くるの?」
     「へいきさ」
     「どうして ぼくのほしいものが わかるの?」
     「こどもの ほしがっているものが わかっているひとだけが
      サンタクロースになれるんだよ」
           ―中略ー
      結び文は、
     「ねぇ ほんとうにいるの?」
     「いるよ
      サンタクロースはね、こどもを よろこばせるのが 
      なによりの たのしみなのさ
      だって こどもが しあわせなときは みんなが しあわせな
      ときだもの
      サンタクロースは ほんとうにいるよ 
      せかいじゅう いつまでもね」

       子どもが抱く素朴な疑問に、お父さんがていねいに答えている
      やりとりが書かれています。何気なくさらりと書いているようで
      すが、実は、一言一句ことばを選び、歳月をかけてこの絵本は作
      られたと後日談で編集者から聞きました。
       子どもの夢を大切に育む作者の思いが伝わってきます。

     💛クリスマスを楽しみに待つ子どもの心を代弁してくれる最高の
      絵本だと思います。


         シュトーレンを毎日ひと切れづついただきながら
        クリスマスを楽しみに待っているこの頃です。(笑)