きゅうりの葉っぱの上で、避暑をしているカエル その後ろ姿にほっこり! |
いつも見ているアゲハ蝶とは違う、この日は新顔さん |
連日の猛暑の中、我が家の庭先には小動物がやってきます。アゲハ蝶は暑さ知らずのようにひらひらと飛び、緑やコンクリート模様に変身したカエルが自由奔放にぴょんぴょん跳ねています。背が伸びた百日紅の花を見上げれば、じーじー鳴くセミの声が聞こえてきます。
こんな日常のささやかな出来事に感謝する平穏な日々を送らせていただいております。
先日、立入り調査(監査)が無事終わりました。この日のために準備してきたことが報われたというか、正直ほっとしています。
その際に、「不適切保育について、どう思うか。」と問いかけがありました。
その前日にお預かりしたNちゃん(5か月)のことを思い浮かべ、答えました。
人見知りと空腹と眠たさとが入り混じって、しばらく涙が止まらなかったNちゃん。慣れない環境の中で泣くのは、あたり前です。泣きたい気持ちに十分に寄り添い、「泣きたい時は我慢しないで泣いていいよ。たくさん泣いていいよ。」と伝えつつも、泣きたい理由(原因)を取り除くための最善を尽くします。
いつか、赤ちゃんは泣きやむでしょうが、だからと言って、何もせずに放っておいていいということではありません。
泣いても笑っても赤ちゃんは可愛いのですが、泣いている赤ちゃんを見ているのはつらいです。やはり、赤ちゃん(子ども)の笑顔を保障してやることが、私にとっての保育の原点です。
赤ちゃん(子ども)を泣かせっぱなしにしている行為は、信じがたい行為だと思います。
こんな内容のお話をさせていただきました。
Nちゃんは、泣きながらもミルクを飲んで、その後間もなく眠りにつきました。
30分のお昼寝の後、爽やかにお目覚めしたNちゃん。
そして、たくさんの笑顔を見せてくれました。この瞬間が、この仕事を続けさせていただいている喜びです。
子どもは誰でも幸せになる権利をもっています。その権利を守り、保障してやるのは、私たち大人の役割だと思います。
この8月は、いつもより深く、平和の大切さや命の尊さについて考えさせられます。子どもと関わる仕事をさせていただいている者の一人として、今また改めて真剣に考えたいと思います。
私が今できることは、微力ですが、お預かりしたお子さんとお母さんに安全で安心できる場として過ごしていただくことだと思っております。
適切な関りが出来なくなったときは、「やめる時」と思っているこの頃です。