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<満開の花を咲かせてくれたミモザの木> 地に根を下ろしたことで、 幹も一回り二回り大きく育ち、伸び伸びと枝を広げています |
「毎日暑いね!」の言葉が日常句になりそうなこの頃ですね。
「こころほいく」を閉じて、早いもので4カ月が過ぎようとしています。子どもと触れ合うこともすっかりなくなった中、先日4歳になる孫娘が通っている保育園の誕生会に参加させていただく機会がありました。
ホールでのお祝いのセレモニーの後は、一緒にゲーム遊びを楽しみ、保育室に戻ってからは、自分の好きなおもちゃで遊ぶという流れでした。クラスメートのおばあちゃんという気安さがあったのでしょう。膝の上にちょこんと乗ってきたかと思うと、あっという間に(子どもの)遊びの中に引き込まれてしまいました。挙句は、私の存在自体がおもちゃのような?人懐こい子どもたちでした。子どもたちの可愛い一挙手一投足に、笑顔と笑いが止まりませんでした。
まさに参加型保育体験をさせていただいたことで、保育士魂?にスイッチが入って、それは、それは楽しいひと時を過ごさせていただきました。
ついつい同業者の目で見てしまう自分がいたりして、整えられた遊びの環境にホッとしたりもして、感謝の一日でもありました。
過日、4月の末のこと。1本の電話がありました。利用者さんのAさんからでした。「5月に保育をお願いしようと思っていて、(こころほいくを)やめられたことを知らずにいました。」という率直なお話に続き、「その節は大変お世話になり、有難うございました。」と言う内容と共に、久しぶりにIちゃんの声を聞かせていただきました。
4月から小学生1年生になったIちゃん。実は、Iちゃんの成長が、「こころほいく」を継続するか否かの一つの目安でした。「保育の依頼は、お断りしない!」というのが基本姿勢でしたので、小学生になった時点で保育のご依頼もないだろうと、考えておりました。
この勝手な思い込みは、お子さんのことを一番に考えていらっしゃるAさんには当てはまりませんでした。結果お断りすることになり、申し訳なく思っております。
「こころほいく」を休止することへの周知が不足だったことを反省すると共に、2か月経ってもこんな嬉しいお話を伺うのは、保育士冥利につきます。
お子さんのことを一番に考えるといえば…。
Aさんの前にお電話をいただいたSさんのエピソードを思い出します。
Sさんは、3人(現在、小学3年生?と1年生と3歳)の男の子さんのお母さんです。ある日、保育のご依頼の理由が、「長男S君と二人で靴を買いに行きたいので。」(真ん中のRくんはこども園に在園)というものでした。二人の弟さんといつも一緒で、我慢をすることの多いお兄ちゃんへのお母さんの心配りでした。お兄ちゃんの気持ちにしっかり向き合っていて、素晴らしいことですね。心が温かくなったことを覚えています。
SさんやAさんだけでなく、「こころほいく」を通してたくさんのお母さんたちと出会わせていただきました。保育士生活の最後にいただいた心の財産です。
参院選の今日、子どもたちの未来が明るい社会になることを願って、1票を投じてきました。