💛門出
一昨日は、小学校の入学式でしたね。ま新しい帽子を一年生の歩く姿は、
なんとも微笑ましい限りです。
「重たいランドセルに負けないで、がんばれ!」と心でつぶやく私です。
<裏庭の白木蓮・昨秋は木の中ほどに鳥の巣がありました> |
耐えてくれた木です。白無垢の大きな花びらが、優美であると私は思い
ます。
私にとって「白木蓮」と言えば、小学校一年生の春に戻ります。学校
の廊下から見た白木蓮です。当時、保育園に行かなかった私は、初めて
の集団生活にちょっぴり不安と期待とが入り混じったような、そんな記
憶が「白木蓮」と重なります。もうあれから60年近くの歳月が流れて
いることに、今さらながら驚きです。(笑)
「門出」と言えば、わがルームを利用していただいた小さなお客さま
の何人かが、4月から保育園やこども園に入園されるとお聞きしました。
今頃は、「入園式」を終えられた頃でしょうか。
「泣きますよね。」と心配されていたお母さまもいらっしゃいました
ので、「そうですね。」とお答えいたしました。お腹にいる時からおか
あさんの声を聴き、生まれた時から育った環境とは違う場所、新しい環
境と人との新たな出会いに遭遇することになる訳ですから当然ですよね。
「泣くのが当たり前」と思って、ドンとかまえていてくださるといい
のかもしれません。
わがルームに来てくださるお客さまも、やはり、泣くお子さんがいら
っしゃいますが。そんな時は、「そうだね。泣きたいよね。泣いても
いいよ。」と言葉をかけ、必ず泣きやむことを信じて…。ゆうらゆら
揺らしながら、お子さんの好きな体勢を模索し、かたわら、歌や場合に
よっては子守唄をうたう私です。(笑)
一期一会で出会った小さなお客さまたちが、新しい環境に一日も早く
馴染んでくれますように、健やかな成長を心からお祈りいたしておりま
す。
新たな出会いに心わくわくする4月。
とは言っても、花冷えでしょうか。肌寒い日が続いておりますので、
どうぞご自愛ください。