2021年11月28日日曜日
💛嬉しい再会 その2
Hさんと前後して、8か月ぶりにSさんからご連絡がありました。
H君と同様、三姉妹さんとの嬉しい再会の日が決まりました。
最初のご希望に添えなかったものの、何とか調整ができてほっとしました。
「お断りはしない、したくない。」を基本としていますので、利用者の方のご希望に
添えなかった時ほどつらいことはありませんから。
こうして当日を迎え…。
当時1歳2か月だった末っ子のHちゃんは、二人のお姉ちゃんの引力でずんずんと
「こころほいく」に溶け込んで行ってくれました。不安な様子など微塵もなく、むしろ
笑顔の可愛いHちゃんそのままでした。
6歳のIちゃんは、「ずっと来たいと思っていたんだよ。」と、気遣いの言葉が使える
素敵なお姉さんに成長していました。感激ですね。
4歳になったYちゃんは、「これ使っていい?」「これで遊んでいい?」と聞きながら
遊んでいた姿から、主体的に、自ら考え行動する姿に変わっていました。
動きが活発になったHちゃん。「あぶない!あぶない!」と言いながら椅子の上を
ぴょんぴょん跳んでいる姿にハラハラドキドキしながら見守っていると、
Iちゃんの助け船の声がかかります。「Hちゃん、危ないことすると落ちてケガをするから
下りた方がいいよ!」と。その言葉を受け入れるHちゃん。姉妹の力はすごい!
そして、また同じことを繰り返すのですが、そこはやはり1歳さんですね。(笑)
とは言え、おもちゃの取り合いでケンカする姿もあり、家庭にいる姿で遊びを楽しんで
くれていることが、嬉しいですね。
そこで、初めてのおもちゃを登場させてみました。
Nic(ニック)社の「ヴェルター(大工さん)」です。
ミッキィ社の「ノックアウトボール」は、ハンマーで大きなボールを叩くのに対して、
ニック社の「大工さん」は、棒状のペグをハンマーで叩きます。手先の集中力に年齢差
が出ます。
前者は1歳のHちゃん、後者は4歳6歳のYちゃんとIちゃんといった風に遊び手が
振り分けられました。他者が使っている物が欲しいという心理はありますが、あえて
ケンカを誘発する必要もなく、興味関心を他に向けるのも必要かなと思っています。
と思えば…。
「お姉ちゃんがこれを欲しがっているな。」と感じると、「いやだ!」と、防衛線をはって
自分を守り、主張する。一方は「貸して!」と主張する。譲るところは譲り、折れない所は
折れない。小さな子どもたちが、遊びの中で人間社会のルールを学び、素敵な関係性を築いて
いき、大人へと成長していく姿をたくさん、たくさん見せていただきました。
自分の子育て時代、はるか40年近く前のことです。2才7か月違いの兄妹が、とにかく
同じものを欲しがり、同じものを二つ買っていた時期がありました。母としての年齢、
5歳の頃の話です。これが果たして良かったのか悪かったのかは分かりませんが、子どもから
学ばせてもらうことが、まだまだたくさんありますね。(笑)
Iちゃんの「来たかったんだ!」という気持ちが充足されたかどうかは分かりませんが、
「来てもらえて嬉しかった!」という私たちの気持ちは、倍増いたしました。
本当にありがとうございました。