2023年9月28日木曜日

秋の訪れ

 

残暑が厳しかった9月。

急に涼しくなってきたここ数日。この寒暖差に体調を崩しているお子さんもたくさんいらっしゃることと思います。

 

先日、久しぶりに訪れたRくん(2歳10か月)も、その一人だと思います。ひとたび出始めると、咳き込んでしまい、本当に辛そうです。昔むかし、娘がそうであったように、変わってやれないことのもどかしさを感じながら、背中をさすってやることしかできませんでした。

 

預かりのおばちゃんですらこう感じるのですから、いつもみていらっしゃるおばあちゃんは、なおのことですね。お辛いことと思います。

 

「咳がでるので、大事をとって園をお休みさせたい。」そんな時に、「こころほいく」を利用してくださっています。おばあちゃんのRくんを慈しむ愛情に頭が下がります。

 

「困った時に、こころほいくの存在を思い出していただく」

微力ですが、子育てのお手伝いをさせていただいていることに、感謝しております。

 

Rくんはこの後、泣き疲れたこともあるとは思いますが、大好きな車の絵本に目を向けてくれ、「コンクリートミキサーしゃ!」「ダンプカー!」と進み、自分でページをめくるようになると、「たっきゅうびん!」と言葉も軽やかになり、すっかり気分を切り替えてくれました。(絵本の力に感謝!)

 

絵本を入口にして遊びの世界に入ってきてくれたRくん。そこからは、恐竜を操り、ままごと遊びを楽しんでくれていました。最後は、電車遊びでした。

 

子どもが泣く時には必ず理由があると思うので、その理由が何かを理解した上で、「そうだね。つらいね。泣いていいんだよ。」と、過剰な言葉がけはせずにひたすら泣きたい気持ちに寄り添っています。                                                                                                                                                     

十分に泣いた後に見せてくれる子どもの笑顔は、やはり最高です。

 

保護者の方の安心安全だけではなく、お子さんが安心して楽しく過ごしていただくことが一番!です。お子さんの育つ力にも感謝です。

季節は巡り、秋の訪れを感じる昨今。

中秋の名月を愛でる頃となりました。雨の日が続き、空模様が気になるところですが、まん丸お月さまを眺めてほっこりできることを願っています。


ススキと吾亦紅(われもこう)
うさぎのおまんじゅうを添えて、一日早いお月見です
「あ~した てんきにな~れ!!」

    

       

「おつきさまこんばんは」
林 明子さく
福音館書店 刊

あーよかった
おつきさまが わらってる
まんまる おつきさま
こんばんは
こんばんは
(最終ページより)
           

      

    
先日遊びに来てくれたMちゃん(7か月)に読んであげた絵本の中の1冊です。「いないいないばあ」「いいおかお」を定番で読んでいるのですが、十五夜が近かったので、今回は「おつきさまこんばんは」を加えてみました。

 

赤ちゃんが初めて反応するものの形は丸だと言われていますが、と同時に

明度の高い黄色も見やすい色のようです。そういう意味では、0歳の赤ちゃん

に「おつきさまこんばんは」は、赤ちゃんの目にとまりやすい絵本なのかもしれませんね。

 

Mちゃんが、じっと見てくれたことも納得です。

お母さんに抱っこされている状態でしたので、安心感もあってのことだと感じました。






秋の花 萩(はぎ)
まだ低木ですが、暑いあつ~い夏を乗り越えて
見事に花を咲かせてくれました
花言葉は、「柔軟な精神」です

しなやかな心を持ちながら、お子さんと共に「たのしい!」をたくさん見つけられる秋にしたいと思います。

 

 

 

2023年9月1日金曜日

絵本大好き!おもちゃ大好き!

 

自分で言うのもおこがましいのですが、こころほいくでは施設規模の割に、絵本やおもちゃの数が多いと自負しています。

 

ただ残念なのは、(自分と)遊んでくれるのを出待ちして眠っているおもちゃの存在です。簡単に言うと、お子さんの手に触れられていないおもちゃが多々あります。絵本についても同じです。お子さんに読まれていない絵本がたくさんあります。

 

その訳はと言うと、…。

お預かりするお子さんが不特定であることから、未知なる出会いのお子さんをイメージして、「喜んで遊んでもらえるおもちゃ」を選んで(揃えて)きた結果です。

 

 絵本について言えば、「お子さんに読んであげたい絵本がたくさんあるから」の一言につきます。読んであげたいと思っても、無理強いは禁物ですね。無理強いは、お子さんの絵本嫌いに繋がるからです。   

 

お子さんの興味に応じて、読める機会がある時を捉え、手の届く所に絵本があればいいなと考えています。お子さんの興味は様々ですし、絵本好きなお子さんは、「これよんで!」と自分で絵本を選んでくれるので、喜んで読ませていただいております。

 

読んであげたい絵本の数々と定期購読している月刊誌「こどものとも0・1・2」とで、こころほいくでは絵本も増えるばかりです。()

 

こころほいくは、手触りも優しく、木でできている安心安全なおもちゃたちばかりです。そんな中、最近新しい仲間が増えました。(素材は、ポリ塩化ビニル)

 

3歳以上の男のお子さんをお預かりする時に、恐竜のフィギュアがあるといいなと、ずっと考えていました。そんな折、たまたま東京の某デパートに行った際、玩具売り場で探してみましたが、納得いくものに出会えませんでした。怖さもあってこその恐竜の魅力だと思うので、それなりのリアリティが欲しいと思いました。「子どもだからこそ、嘘っぽさではごまかせない」「子どもだからこそ、本物に近いものに出会わせてやりたい」と思っています。

 

新潟に戻り、やはり困った時は「おもちゃの専門店・クルテク」さん でした。

臨場感たっぷりのティラノサウルスとトリケラトプスを発見!

 

 

左/ティラノサウルス 右/トリケラトプス
トリケラトプスは口が動くので、迫力があります
後ろは、124種の恐竜が載っている図鑑
手で触って、目で見て…

 翌日お預かりする予定のS(2歳3か月の男児)くんの顔が思い浮かびましたので、「喜んでくれる」ことを願い、連れて帰るしかないと思い、求めました。

 

 予想が見事的中しました!

即、Sくんは手に取り「ガオー!」と遊び始めてくれたのです。Sくんに笑顔がこぼれ、かけがえのない喜びの瞬間ですね。

 

 そんなこんなで、こころほいくの絵本やおもちゃが増えていく訳ですが、お子さんの笑顔との出会いに喜び、感謝を持って、開設から7年目の今日をスタートさせていただきます。

 

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

                                                                 

レタスが終わったプランターに人知れずひっそり咲いていた紅色の花?
こんなに小さいのに、しっかり百日紅でした
左側は、昨年育てていたベコニアが土の中でこの時を待っていたかのようです
来年につなげていきたいと思います


 育てていたレタスの鉢に、新たな命の芽生えを発見しました。

こぼれ落ちた百日紅の種が芽を出し、花を咲かせていたのです。

記念の日に嬉しい発見でしたので、紹介させていただきました。

まさに命の営みを感じた日です。