2024年8月19日月曜日

伝えたい思い

 

平和について思いを馳せる8月。

【拈華微笑】ねんげみしょう
言葉を使わず心から心に伝えること
今月第1週目のお稽古日
床の掛物としつらえに心打たれ、1枚撮らせていただきました

先日、照りつける日差しと暑さに追い打ちをかけるように鳴く蝉の声を聞きながら、今年もお墓参りをしてきました。こうしていつもの日常が送られていることを互いの両親を含めたご先祖様に感謝の思いを伝えてきたところです。

 

「おはよう。」と言葉を交わし、笑顔で食卓を囲む穏やかな朝。

今朝は少し様子が違っていました。昨夜、Nさんから預かりのご依頼があったことで、目覚めと同時に二倍速?三倍速?で環境を整えなければならなかったからです。

 

 「準備完了!」と一息つきかけた予定時間の20分前、電話が鳴りました。

「お休みが取れたので、(今日は)キャンセルさせてください。」とのこと、Nさんからでした。

 

「お休みが取れて良かったですね。お大事にしてください。」とお伝えし、電話を切らせていただきました。熱があって体調の悪いUちゃんにとって、お母さんが側にいてくれることの安心感は大きいですね。

 

直前のお断りは、正直なところ歓迎はできないのですが、子育て時期には色々なことがあり、自分の思うようにはいかないのが、子育てだと思います。

 

「仕事を休めない!」熱のあるわが子を抱えて路頭に迷った日のこと、無我夢中だった子育て時代を思い出し、「Uちゃん、良かったね。」と思いました。我慢強いUちゃんだということを知っていますから…。

 

電話を切ると、先ほどまでの緊張感が一気にゆるんでしまいました。急に予定が無くなりぽっかり空いた時間は、神様からいただいた贈り物のような貴重な時間です。

 

「これから何をしようかな⁉」と考えると、ワクワクしてきました。(笑)

 

さて…。

 

月一定時間(月10時間)のなかで保護者の就労要件にかかわらず生後6か月~2歳のお子さん(※)を預かる制度「令和6年度新潟市こども誰でも通園制度(試行的事業)が、いよいよ始まるようです。(※)未就園のお子さんが対象

 

詳しい内容とルールやしばりはさておいて、1時間300円で預かってもらえるのは、魅力的な数字だと思いますし、預けたいと思う親御さんの金銭的負担が軽減されるのは嬉しいことですね。

 

この試行的事業も含めて、「こころほいく」の果たす役割を終えつつあるのかもしれないと感じている昨今、Nさんのようなケースにフィットする受け皿が十分でないことは、気にかかるところではあります。

 

初めての人・物・環境にも関わらず、「おじいちゃん!」「おばあちゃん!」と馴染んでくれるお子さんを見ていて思うことは、

 

「屈託のない子どもの笑顔は宝物です。この笑顔が保障される平和な社会であって欲しい。」と。

 


4年前に登場した絵本について、再掲させていただきます。

日・中・韓平和絵本
議論に議論を重ねて出来上がった絵本です。
「へいわって どんなこと?」
浜田桂子/作  童心社刊


     
次の最終ページは、
「きみが うまれて よかったって いうこと
そしてね、きみと ぼくは ともだちに なれるって いうこと」
で結ばれています。


外国に移住された利用者さんのkちゃんに贈らせていただいた絵本です。