今日は、雛祭り。
♪ はるの やよいの この佳きひ なによりうれしい ひなまつり ♪
保育園時代、毎年この時期に歌ってきた「うれしい ひなまつり」の一節です。
雛祭りは、娘二人を育てた親としても大切にしてきた行事の一つでした。
長女の初節句のお祝にもらった七段飾りは、押し入れに拠点を移してから何年経つことでしょう。(笑)娘の成長につれ、いろんなことを言い訳にして飾ることから遠ざかってきたように思います。おかげ様で、二人とも無事に成人してくれたことに感謝しております。
時は流れ、玄関に居場所を移し、コンパクト化したお雛様。女子の健やかな成長を祈る節句ですから、元女子としては、これからも大切にしていきたいと思います。
玄関に引越しをした手作りのお雛様たち
左手の小ぶりのお雛様は陶器製で、京都旅行で求めたもの。
右手の大ぶりなものは、手先の器用な方に作っていただきました。
タイムリーな今日。
利用者さんはいらっしゃいませんでしたので、夕食にちらし寿司とすまし汁、桜餅をいただき、ささやかながら家族で節句を祝いました。
時々利用してくださる姉妹さんが、いらっしゃいます。
日々成長していく姿を時々見せていただいて、目を細める出来事の連続です。
先日、私の膝の上に座って絵本を読んでもらっていた時のことです。
読み終わったはずの絵本のページをめくって、何かを探している様子のAちゃん。
そして、ある1ページを開いてくれたのを見て、驚きました。それは、うっかりと読み飛ばしていたページがあったのです。「子どもは、絵を読む。」という話を聴いたことがあります。まさに、Aちゃんは絵を読み、心に刻んでいたのですね。前に1回か2回読んだくらいの経験でしたので、余計驚きでした。
「ごめんなさい!」と謝り、最初から仕切り直しです。ようやく腑に落ちた様子のAちゃん。安心したように、次の1冊へと手を伸ばしていきました。
こんなこと、あんなこと、子どもたちに教えてもらうことや気づかせてもらうことが多々ある日々です。
タイムリーにお祝いはできませんでしたが、これからも健やかに成長されることを心よりお祈りいたします。