2019年12月29日日曜日

たくさんの思い

 💛一年の感謝を込めて

  先日、クリスマスの飾り付けを名残惜しみながらも全部外して片づけたばかりです。
 そして、あっという間にお正月を迎える準備を始めることになります。

    
私の大好きな花の一つ
薄紫の「スプレプトカーパス」です。
花言葉は、「ささやきに耳を傾けて」「信頼に応えて」

  歳時記は大切にしたいと思っています。保育園時代はもちろんですが、今は
 利用者さんが、その変化に気づき、心地いいと感じてくださればいいなぁと
 思っています。

  本日、今年最後の利用者さんをお見送りして、無事仕事を納めることができ
 ました。笑顔で帰る親子さんを見送ることができ、ほっとしています。

  おかげ様で、今年もたくさんの方からご利用いただきました。2か月の赤ちゃん
 から、小学一年生までのお子さんを短時間、時には長時間お預かりすることも
 あります。

  たくさんたくさん泣いて自己表現する赤ちゃんもいれば、初めての環境にも
 すぐに慣れてくれるお子さんもいて、当たり前のことですが、それぞれに一人
 ひとりに個性があることを感じます。

  「こころほいく」は、短時間でかつその時だけの出会いの場ですので、願いは
 一つです。お子さんにとって心地よい空間(人的環境も含め)でありたいと願って
 おります。泣いて過ごすよりは、少しでも笑顔で過ごしていただければ幸いです。

  これからも一人ひとりのお子さんの個性に寄り添いながら、安全にそして
 お母さまの安心に繋がるような保育に努めさせていただきます。

  今年一年のご愛顧に感謝すると共に、新たな年令和二年もどうぞよろしく
 お願いいたします。

  余談ですが、…。
 休日に娘が保育に関わることがあるのですが、その時にいつも思います。
 お子さんは、みんな若い娘(人)が大好きだということです。もちろん娘も
 子どもが大好きです。若さ…こればかりは私がどう頑張っても叶わないことですね。(笑)
  
                   

2019年10月17日木曜日

絵本大好き


  💛『おつきさまこんばんは』
     台風19号が過ぎ去ったその夜のこと。
    終日お預かりしていたお子さんを無事に見送ることが出来た時は、ほっとして
    胸をなでおろします。
     ふと夜空を見上げると、台風一過の澄んだ空気に月明りが煌々と輝きを増し
    ていました。同じ空の下、台風の被害に遭われた方々は、この月をどんな思い
    で眺めていられるのでしょうか。
     そう思うと、心がチクチク痛みます。一日も早く、平穏な日々が戻ってく
    ることを心より願っております。
                               
                     
『おつきさまこんばんは』林明子さく 福音館書店刊

「(きょうの)ぼくのお気に入りだった絵本のうちの1冊だよ!」

     *絵本より
        よるに なったよ
        ほら おそらが くらい くらい

        おや
        やねのうえが あかるくなった

        おつきさまだ

        おつきさま こんばんは

        だめ だめ くもさん
        こないで こないで
        おつきさまが ないちゃう

        くもさん どいて
        おつきさまの おかおが みえない

        ごめん ごめん
        ちょっと おつきさまと
        おはなし してたんだ
        では さようなら
        また こんど

        あー よかった
        おつきさまが わらってる
        まんまる おつきさま
        こんばんは
        こんばんは

     屋根の上から出てきたおつきさまが、雲に隠され、そしてまた出てくるという
    簡単なストーリーと、やさしい語りかけのことばと対峙する絵、おつきさまの
    表情が豊かに描かれていて、心がほっこりするそんな絵本です。

     この時期のお子さん(1歳7か月のHくん)は、ページを自分でどんどんめく
    っていき、「お・し・ま・い」になるのですが、このお話は最後までじっくりと
    聴き入っていました。

     「もう(い)っかい!」と、ちょこんとお膝にのってくるHくんの笑顔に誘わ
    れて、何度も何度も繰り返し読んであげた1冊です。

     また週末に大雨が降るという予報が出ているようですが、…。

     どうか、お月さまお月さま!
    子どもたちのたくさんの笑顔が失われることのないように、見守ってください。

2019年9月9日月曜日

子育て

💛2周年を迎えて

   9月になり、めっきり秋の気配を感じるこの頃です。


薄桃色の花が終わり、紫色の実をつけ始めた紫式部
秋の彩りです。

   おかげ様で、9月に短時間の預かり保育「こころほいく」は、2周年を迎える
  ことができました。この間、たくさんの親子さんにご利用いただきましたことを
  心より感謝申し上げます。利用してくださる方あっての「こころほいく」です。
  本当にありがとうございます。
   3年目に向けて、心新たにしてスタートさせていただきたいと思います。
  どうぞよろしくお願いいたします。

<ゴーヤ>
8月末に収穫したこの夏最後のゴーヤたちです。
夏の終わり、やや小さめですが、味はしっかりゴーヤです。

   ゴーヤが、今年もたくさん出来ました。
  ゴーヤチャンプルーに始まり、サラダに佃煮、辛みそ炒め、天ぷらなどなど。
  自然の恵みと育ててくれた夫に感謝し、余すことなくいただきました。
  ゴーヤパワーのおかげで、この暑かった夏を乗り越えることができ、「また
  頑張ろう!」の元気をいただきました。

   学校の新学期が始まった先日のことです。
  孫がサッカーの試合に参加して、足を捻挫するケガをしました。通学路片道
  30分歩くのは困難ということで、孫への愛情から行き帰りの送迎を引き受
  けることとなりました。下校時は、孫だけではなく同じ方向の友だちを同乗
  させてやるのは当然の成り行きです。

   4年生男子の会話です。
  乗る際は「(乗せてもらって)いいですか?」と尋ね、「どうぞ!」と言うと
  「ありがとうございます。お願いします。」家の前まで送り届けると、笑顔で
  「ありがとうございました。」と言って、下りていきます。
  「ありがとうございます。」の言葉が清々しく、この礼儀正しさが心地よく響
  いてきます。

   挨拶言葉が希薄になってきている今日、こうした小学生の姿にはとても好感
  が持たれます。

   尊敬する児童精神科医佐々木正美先生と書家相田みつをとの共著の中にある
  『育てたように子は育つ』の言葉を思い出しました。子どもは育てられたように
  しか育たないものです。まさに、そのように育てられたお子さんだと思いました。
  素晴らしいことですね。

   時々お預かりさせていただいているお子さんで、今月末に2歳にお誕生を
  迎える方がいらっしゃいます。我がルームでの大好きな遊びの一つが、室内電動
  物干しの上げ下ろしです。言葉での意思表示がうまく出来ない頃から、「おねがい!
  おねがい!」に首を振り、願いを叶えてやると、嬉しそうにまた首を振ります。
  この時、「やって欲しいんだね。分かったよ。」「ありがとうだね。」と、お子さん
  の思いを言葉で代弁してやっています。子どもが言葉を獲得していく過程の中で、
  大切な関りであると私は思います。

   この関りの中で、言葉の適時性を学び、たくさんの言葉を獲得していくのでは
  ないでしょうか。

   次に来られる時にはどんな言葉でおしゃべりしてくれるのか、楽しみです。





2019年8月4日日曜日

子育て

 💛盛夏
<サルスベリまたの名は百日紅>
7月から9月にかけ、長い間花を楽しませてくれることから
この名前がついたと言われています。暑い夏を象徴するかの
  ように我が家のサルスベリもようやく花芽が開き、先日
から綺麗なピンク色の花を咲かせてくれています。

    夏のご挨拶申し上げます。
   梅雨が明けて以来、毎日暑い日が続いていますね。
    お変わりありませんか。

    今日お預かりする予定だったお子さんが、急きょお休みすることに
   なりました。お熱と下痢の症状とのことでした。いらっしゃる時は
   いつも元気でしたので、連日の暑さで体調をくずされたのかもしれませんね。
    この暑さの中での看病です。くれぐれもお大事になさってください。
    
    お子さんが具合が悪いと、つらいのはもちろんお子さん自身ですが、
   看病するお母さんも辛いことです。ましてや、「頭がいたい!」とか
   「お腹がいたい!」とか言葉でうまく伝えられない年齢ですので。
   
    かつて、私の子育て時…
    どうしてあげればいいのかが分からないで、泣いている子どもを目の
   前に途方に暮れたり、「変われるものなら自分が変わってあげたい!」と
   何度思ったことでしょう。
  
    子育てをしていて辛いと思ったことは、子どもの具合が悪かった時だ
   ったかな?と思います。半面、不思議と辛かったやしんどかったことは、
   意外に忘れていることがたくさんあります。人間には、「忘れる」という
   素晴らしい能力があると言われていますが、…。「忘れている」からこそ
   仕事をしながら三人の子どもをそだてられたかなと思います。

    具合が悪い時、我が家は三人三様で、一番上と末っ子は熱とお腹、真ん中
   の子は喉に症状が出ていました。一晩中、「コンコン…コンコン…」咳きこん
   で苦しんでいた娘の姿が今でも瞼に焼きついています。

    娘の背中をさすってあげながら、心の底から「変わってあげたい!」と
   思いました。

    我が子の具合が悪い時、お休みさせていただくことに理解を示し、協力して
   くださった方々のおかげがあって、定年の日まで仕事を続けてこられました。

    余談ですが、昨日参加した町内の夏祭りで、長男の友だちのお母さんに
   久しぶりに再会しました。
    「頑張っていますね。仕事を辞めて時間ができたら(私も)今度お手伝い
   させてくださいね。」とエールをいただきました。

    自分の知らないところでも、いろんな方々に励まされ、支えてもらって
   いることを改めて気づかされ時があります。
    本当に感謝の言葉しかありません。

    ありがとうございます。

    最後になりましたが、…。
   利用してくださる時はいつも笑顔がいっぱいで、おもちゃで遊んでいた〇〇
   ちゃん、早く治るといいですね。保育園のおもちゃが元気になった○○ちゃん
   をきっと待っていてくれることでしょうね。
    
    もちろん「こころほいく」のおもちゃ達も応援していますよ!

    蝉がジージーと暑そうに鳴いています。
   もう少し続く暑い夏を元気で乗り越えたいですね。

2019年7月14日日曜日

子育て


 💛令和からのその後

   令和に改まり、あっという間に二か月余り経ちました。何がどう
  変わったということもないのですが、毎日が慌ただしく過ぎていく
  この頃です。

   おかげさまで、令和になってもお仕事をさせていただいております。
  大変ありがたいことと感謝しております。

   古い話になってしまいますが、6月の初めに友だちと東京に遊びに
  行ってきました。1日目はあいにくの雨空の下、寅さん発祥の地葛飾柴又
  を散策し、その後東京タワーへ。2日目は皇居周辺を散策し、そのまま
  足を伸ばして東京国際フォーラム内にある「相田みつを美術館」に行き
  ました。そこは、私にとって癒しの空間でした。

   書家である「相田みつを」の書とことばに、生きる上での道しるべや
  ヒントをたくさんいただいてきました。私にとって、相田みつをさんは
  そんな存在です。

   この日、私の心に飛び込んできたことばは、…。

    『いのち いっぱい じぶんの 花を』 みつを
    
今の私の道しるべとなることばです。
日々過ごしている場所で、私を見ていてくれてます。

   私の年齢になってもなお、今もこうしてお仕事をさせていただいて
  いるのは、おおげさな言い方かもしれませんが、原点はこのことばに
  あると思っています。

   「子どもが大好き!」ということ以外に、取り立てて人に誇れること
  もない私ですが、「自分らしくありたい」と願って、ここまできました。

   もう少しの間、「いのち いっぱい じぶんの 花を咲かせたい」と
  思っています。

   お上りさんコースを満喫し、東京から帰ると…。

   大好きな花の一つ、ベルフラワーの鉢に一輪の花が咲いているのを発見
  しました。セダムの群れに押されながらも、がんばって、がんばって咲いた
  一輪です。そのけなげな姿とたくましさに、涙がでそうなほど嬉しかったです。

     
ベルフラワーさん、ごめんなさい!
と言って、居場所を広げたセダムが悪いわけでもありません。
私の管理が悪かったことなのです。
「強いものに負けずに、がんばれ!」
   
今年もきれいに花を咲かせてくれた玄関前のあじさい。
お水が本当に大好きで、雨がとてもよく似合う花です。

    左側は青紫色で数年前から、右側は薄ピンク色で昨年から我が家に
   やってきました。いずれも東京と宝塚にいる娘から「母の日」に送られて
   きたものです。

    それぞれの娘の個性のように、「きれいでしょう。私を見て!」と咲いて
   いるようです。「いのち いっぱい じぶんの 花を」咲かせてほしいと
   願う母ごころです。

    「がんばれ!」








    

2019年5月1日水曜日

新しい年「令和」

 💛「令和」に思うこと
    令和の朝目覚めて一番にしたことは、洗面所脇の小窓を開け、新しい風
   を入れました。予報に反して曇り空ながら、すがすがしい空気が心地よい
   朝でした。

    「新しい時代の幕開け」という言葉が、あちらこちらで聞かれる昨今、
   何がどう変わるのか実感はありませんが、皆さまが口々に言われている
   ように「平和で、そして災害のない時代であってほしい。」と切に願っ
   ております。

    昭和に生まれ、平成を経て、新しい時代である「令和」を迎えられた
   こと、「こころほいく」としてのお仕事をさせていただいていることに、
   感謝の思いでいっぱいです。

    利用してくださる小さなお客さまのほとんどは、この春、保育園や
   幼稚園に入園されて、それぞれの新しい環境で元気に過ごされている
   ことと思います。
    
    ここ数日のこと、久しぶりの再会の機会を得て、その後のお子さん
   の姿に触れることができました。

    「集団に入ったら、大人になりました。」という言葉を保護者の方
   から聞くことがありますが、目の前の膝元で「ことん、と寝てしまった」
   Hちゃんの姿に本当にびっくりしてしまいました。こういうことをきっと
   「大人になった。」と言うのですね。

    子どもは子どもなりに環境に適応していくすべを身につけていくことを
   改めて感じたところです。

    これもある意味「生きる力」だと、私は思います。

    「こころほいく」では、お子さんが一時的に過ごす場所ですので、とに
   かく、心地よく過ごしてほしいと願っています。お子さんの求めに応じ、
   そして寄り添い、遊んだり、抱っこしたり、居心地のよい空間の提供ができ
   るように、最善をつくします。
 
         
同じ環境(プランター)で育ったのですが、小さく育った
チューリップです。個性ですね。小さいなりに、一生懸命に
花を咲かせてくれました。花言葉は、「思いやり」です。
「私のこともしっかり見て!」と言っているようで、よく見える場所
   玄関に飾らせてもらいました。

    大人になったHちゃんでしたが、もう一人の小さなお客さま(3か月の女児)
   に、ちょっぴりやきもちをやく場面も見られました。

    「あなたのことも見ているよ。」と、大人としてしっかりとメッセージを
   伝えてやらなければと、身の引き締まる思いでした。

     
<鉢植えの姫林檎です>
姫林檎の花言葉は、「永久の幸せ」です。
昨年の大雪で途中から枝が折れてしまったのですが、見事に返り咲き、この

   春薄紅のきれいな花をたくさん咲かせてくれています。
    素晴らしい生命力に感動です!

    たくさんの花からいくつ実を結ぶのかは未知数ですが、赤い実がつくのが
   とても楽しみです。

    「永久に幸せでありたい」と、誰しもが願うことです。
   人々がそれぞれにいろんな思いを胸に抱きつつ、新しい時代と向き合い、
   そこに夢や希望を託しているのでしょうね。

    今なお私の心に残る大切な言葉があります。
   「やさしい子どもが育つと優しい社会になるんですよ。」と、ある先生が
   言われました。

    「令和」という時代が、そんな優しい時代であってほしいと願っています。

2019年3月26日火曜日

春の訪れ

   桜の花だよりがあちらこちらで聞かれる頃となりました。
  新潟の春も、すぐそこまで来ているようですね。

  💛嬉しさと寂しさと…そして希望の春

    今日、久しぶりのお客さま(利用者さん)をお迎えしました。
   この春の転勤で関東圏に戻られることが決まって、引越し準備で忙しい
   でしょうに、わざわざ訪ねてくださいました。可愛いお子さんと再会できる
   喜びと共に、お顔を見せてくださるその気持ちに感謝感激しています。

    保育園にいた頃は、別れと出会いのこの季節が何度巡ってきたことでしょう
   か。またこうして同じような感動をいただく生活が出来ることに、ただただ
   感謝です。

    お話するのがとても上手になって、私たちのことを「じぃじ、ばぁば!」と
   呼んでくれました。そのくったくのない笑顔に、終始笑みがこぼれ、言葉のピ
   ンポンも弾んで、絶え間ない笑いの中に楽しいひと時を過ごさせていただきま
   した。

    お子さんの成長、育つ力にはいつも驚かされます。先週までは10歩の歩み
    だったお子さんが、今日はとことこ歩いている姿に驚いたり、なんでもお口
    に入れてなめていたお子さんが、いつしかなめなくなり、そのおもちゃ本来
    の遊び方を楽しんでいる姿には、もうそれだけで感動です。

     ましてや、1年ぶりにお会いしたHちゃんの心身共に成長した姿にふれる
    ことは、この仕事をさせてもらっている者として、最高の喜びです!

     Yさん、本当にありがとうございました。
    新潟に来られる機会がありましたら、またぜひお顔を見せてください。

     💛花だよりです。
花の大好きな先輩から数年前にいただいた岩桜です。
我が家では、春先一番に咲いて、花壇に彩りをそえてくれます。
気品あるサクラの花とは一味違う、愛らしさがありますよ。
チューリップ
春が来るのを土の中でじっと待つ、辛抱強い花ですね。
入園・入学の頃を待ちわびるかのように、空に向かって首を
伸ばしています。咲かせる花の色は赤だったかな?黄色?楽しみです。
クリスマスの頃には咲きませんが、通称クリスマスローズです。
我が家では決まってこの時期になると咲いてくれる律儀な花です。
美しい花なのですが、下にうつむいているようで、とてもけなげに感じます。

     今年も利用者さんの何人かのお子さんが、保育園や幼稚園に入園され
    ると聞いています。新しい環境(人・物・施設)に慣れて、笑顔いっぱい
    の園生活を送られることを心より願っています。

     私(たち)も花々のように、けなげに、ひたむきに強く、新たに出会う
    お子さんたちを全力で応援していきたいと思います。
     「○○じょうずにできたね。」「かしこいね。」「かわいいね。」
    心地よい言葉、メッセージをたくさん伝えていきたいと思います。

     余談ですが、…。
    泣いているお子さんと関わる時、コミュニケーションのツールとして、
    知っている限りの歌をうたったりしています。あちらこちらから保育士
    の引き出しをひっぱりだしている私です。
     お子さんは、歌やリズミカルな動きが大好きですね。

     3月が間もなく終わろうとしています。
    「無事」に感謝し、心から御礼申し上げます。
    ありがとうございました。

    


         

2019年2月22日金曜日

子育てと絵本

 
 💛絆
   母乳での子育てを頑張っていらっしゃるお母さまがたくさんいらっしゃることは、
  嬉しいことです。我がルームの利用者さんたちも決して例外ではありません。
   お母さんが帰るのを待ち、と同時に、授乳タイムになる場合があります。赤ちゃん
  にとっての待望のおっぱいを飲んでいる時、「ウックン、ウックン!」(ゴックン
  ゴックン!)の音は?、まさに赤ちゃんにとっての至福の時のサインではないでしょ
  うか。三人の子どもを無我夢中で育てていた頃の記憶、夜中に何度も起こされたこと
  日中働いていたので断乳、卒乳がうまくいかなかったことなど苦い思い出も含め、過
  ぎてしまうと懐かしくて大切な思い出です。
下の娘がかつて愛用していたプーさんです。
モデルさんが不在のため、プーさんにお手伝いしてもらいました。
我がルームには、キャラクターさんはいないことが基本ですが、最近、
可愛い利用者さんとのコミュニケーションのツールとして、登場してもらいました。
(上手くないショットで、ごめんなさい!笑)

   お母さんのための「授乳ケープ」です。手先が器用な友だちが作ってくれたものを
  東京の娘が送ってくれました。「こころほいく」用として、お母さんのお役に立たせ
  てもらっています。

   子育ては決して楽ではありません。大変だからこそ、喜びも大きいのだと私は思い
  ます。お預かりしていたお子さん(赤ちゃん)が、お迎えにいらっしゃったお母さん
  に見せる笑顔を見るにつけ、「お母さんの力は偉大ですね。」とお伝えしています。
   中には、まさにタイムリーに、お母さんの声でお昼寝から目覚める赤ちゃんもいま
  す。「さっきまでぐっすり眠っていたはずなのに…。不思議と分かるのですね。」

  💛カモさんの散歩?
   
エサが豊富なのでしょうか。仲間が増えつつあるようです。

   家の近くを流れる川で時々目にする光景です。私はついつい足を止め、車を止めて
  見てしまいます。
   お母さんガモ?先頭に、小ガモらしきカモが数羽つらなって泳いでいる姿が、なん
  とも微笑ましいのです。「エサは見つかったかな?」「子どもにも分けてあげて
  ね。」おせっかいおばさんは、こうつぶやきながらなんとかこの光景を写真におさめ
  たいと思い、シャッターを押します。

目の前をバサッと飛んでいくカモさん。カモが飛べることを忘れていた私でした。
  渡り鳥でしたね。(笑)

   カモさんの行列と言えば、…。
ぶんとえ ロバートマックロスキー やく わたなべ しげお
福音館書店 発刊
単色で描かれているとは思えないくらい
豊かさが、読み手の想像力をふくらまさせてくれます。 
このお話(絵本「かもさんおとおり」)を思い出します。
   かもの一家の引っ越しを温かなまなざしで見守るボストンの市民(人間たち)と
  渋滞する車の交通整理などをして、手助け応援するおまわりさん。そして、
  主人公のかものマラードさんとマラードのおくさんが、すをつくる場所を探し
  求める場面からこのお話は、始まります。

   文中から~
    「かものマラードさんと マラードのおくさんは、
     すをつくるばしょを さがしていました。
     マラードさんが、よさそうなばしょを みつけるたびに、
     マラードおくさんが、そこはだめよ と、いうのです。

     もりのなかには きつねがいるし、みずのなかには かめがいる。
     マラードおくさんは、きつねがいたり かめがいたりするところで
     こどもをそだてるのは いやでした。
      ですから、かもさんふうふは とびつづけました。」 —後略ー

    そんなこんなで、かもさんふうふは、子育てが安心で安全にできる場所を
   探し、川から公園へと8羽の子がもを連れて引っ越していく姿が、愛くるしく、
   応援したくなる要素なのでしょうね。

    親子愛っだったり、夫婦の愛だったり、街の人たちとの心温まる交流だったり、
   このお話の中に流れるあったかいものを子どもたちに伝えたくて、読んであげて
   いた1冊でした。 

    時代を越えて 国を越えて たとえ動物であっても
   子どもに対する思いや愛情に優るものはありませんね。

  「生れてきてくれてありがとう。」「生んでくれてありがとう。」
  こんな言葉を聞くにつけ、幸せな気持ちになります。絆・・・

2019年1月27日日曜日

環境(人と物)

  💛子どもの心に寄り添うということ

     全国的に猛威を振るっているインフルエンザですが、孫が通っている
    学校でも例外ではなく、クラスが学級閉鎖で3日間休みとなりました。
    つい先日のことです。連絡網であらかじめ知っていたのですが、孫が帰宅
    すると、第一声に「やったぁ!」と言いました。

     その言葉を聞くと、私はついこう言ってしまったのです。「インフル
    エンザが移らないように、家で待機している休みだから、友だちとは遊べ
    ないよ。」と。余計な一言だったなと思います。孫はただ、思いがけない
    休みが嬉しかっただけなのだからと分かっています。

     こんな時、「そうだね。」の一言がなぜ言ってやれないのかと反省し
    ました。まず、子どもの言葉を受け止めてやる。「そうだね。」と心に寄
    り添って、それから「ああじゃない、こうじゃない。」と、伝えたいこと
    があればそれからでも遅くはないのです。

     知らないうちに子どもの心を傷つけていることがあるかもしれませんね。
    嬉しい気持ち、泣きたい気持ち、怒りたい気持ちに寄り添って、「そう
    だね。」と受けとめてもらったら、どんなにか心が救われることでしょう。
    まずは肯定的に受け止めてやることが、「子どもの心に寄り添う」ことへ
    の近道ではないでしょうか。

     「分かったよ。泣きたかったんだね。いっぱい泣いていいんだよ。」
    時には、泣きたいお子さんもいたりして、そんな時の秘策?は「泣きたい
    心もち」に共感して、寄り添うことです。
     「いい子だから、泣かないでね!」は、逆効果かな?と思います。

「富士山うたごよみ」
俵 万智 短歌・文 / U・G・サトー 絵
福音館書店 刊 
この絵本の中の「大寒」の侯の短歌に、

           「寒いね」と話しかければ
           「寒いね」と答える人のあたたかさ

     「そうだね」まさに共感のすばらしい言葉ですね。
     「大寒」が過ぎて、新潟もこの冬初めてのたくさんの雪が降りました。
     やっぱり、…。「寒いですね。」

    💛お手玉
      
赤・緑・黄・白・橙・青・グレー・黒の8色のお手玉たち
ついに、(やっと)お手玉が完成しました!
     「見立てお手玉があるといい!」と宣言してから、なんと5か月の月日
     が流れていました。

      そして、「さあ、やるぞ!」と材料を揃え、作り始めてから完成に
     こぎつくまでに3か月を費やしました。私の「作りたい!」という思い
     に寄り添って、全面協力をしてくださったサポーターさんのお陰あって
     のことです。感謝、感謝です。

      「このお手玉を見立てて遊ぶお子さんの姿を早く見たい!」
     そんな思いが、手先が不器用な私をかりたててくれました。でも、
     正直大変でした。難しかったです。(笑)

      赤は、いちごになったり、りんごになったり、ミニトマトになります。
     緑は、ブロッコリーの野菜たち。黄色は、卵やバナナなどなど。子ども
     の想像力は、見立てる力の原動力になっています。花ガラと組み合わせ
     ながら上手に遊んでいるKちゃん。


      
      ちょっと高すぎるキッチン台を工夫する方法を考えているうちに、
     この数か月の月日が解決してくれました。Kちゃんの身長が伸びたこと
     に助けられたのです。(実は…、ジャストフィットするうまい方法が
     見つけられませんでした。)

      たまたまなのか、Kちゃんのままごと遊びは、この間休止していまし
     た。すべて分かっていたかのように、最近、ままごと遊びが復活しまし
     た。
      
      「おねえちゃん、はやくチャーハンつくって!」と、(ちびっこ)
     お母さんからの「はやく!」コールが飛んできます。
      
      「早くという言葉は、心地悪い言葉だから『早く!』って言わない
     でね。」と私は、答えています。(笑)



2019年1月24日木曜日

よもやま話


   🌸新しい年が明けて、もう1か月が過ぎようとしています。早いものですね。
    初詣は、4日に弥彦神社に参拝してまいりました。参拝後には、お土産店
    でおでんを食べることが長年の我が家の恒例行事になっています。

     神社では、今年一年の平穏無事を祈ることはもちろんですが、家族、そ
    して「こころほいく」を利用してくださる皆さまの健康と無事を祈らせて
    いただきました。

     遅ればせながらのごあいさつで心苦しいのですが、今年もどうぞよろしく
    お願いいたします。スタッフを代表してご挨拶申し上げます。

     七草粥、鏡開きなど習慣や行事は大切にしたいと思っています。小正月
    にはまゆ玉を飾りたいと思い、久しぶりに本町まで買い物の足を伸ばしま
    した。ところが、行って「ビックリ!!」です。とても日曜日の商店街と
    は思えない、あまりにも閑散としたその有様に愕然としてしまいました。
    おばちゃん達のお店は出ていなくて、結局まゆ玉は手に入りませんでした。

     私自身も久しぶりの本町だったので、いつからこんな風に変わったのか
    分かりませんが、時代の移り変わりに寂しさを感じました。

     かつて、保育園児と共に伝統行事や季節の歳時記を大切に育んできた
    ことは、過去形で終わらせたくないと思っています。

     月を越すと間もなく節分、立春がやってきますね。
    
    💛お昼寝

     利用される方々のご希望によりお預かりする時間および時間帯は様々です
    ので、ルームでのお昼寝は、お子さんの月齢・年齢・生活習慣によってまち
    まちです。

     保育園のようにディリープログラムがあって「お昼寝の時間」が決まって
    いる訳ではないので、あくまでもお子さんの状態によって寄り添いながら進
    めております。「眠たい!」サインが見えてきたらタイムリーな時間となり
    ます。無理に寝せるということはしませんが、遊んでいる足がもつれてきて
    危険が伴うような場合は、全力で「眠れる」態勢を整えます。

     「早く寝て欲しい!」という焦りは禁物です。以心伝心で、うまくいきま
    せん。「眠たくなったら、寝てね。」の気持ちで子守唄を歌いながら、ゆり
    かご状態で関ります。

     足をもつれさせながらも頑張って遊んでいたRちゃんが、ある日からお昼寝
    をするようになりました。ルームの環境に慣れてきて、すっかり安心して身を
    ゆだね、眠ってくれるようになってのです。嬉しい出来事でした。

     お子さんはもちろんのことですが、利用者の皆さまから安心してお預けいた
    だけるような居場所つくりに、これからも心を尽くしていきたいと思っていま
    す。

    💛絵本からの発展

     ある日のこと。
    年長さんのKちゃんとままごと遊びをしていて、「遠足のお弁当をつくろう!」
    ということになりました。タイムリーなことに絵本棚には、「おべんとう」
    (小西英子さく/福音館書店刊)の絵本がありました。ページをめくるにつれ、

          ふっくら ほかほか たきたてごはん
          つぎに あつあつ ミートボール
          それから ふんわり たまごやき
             —(中略)—
          ほうら できたよ おべんとう
          ほらほら とっても おいしそう
      
<小西英子 さく 福音館書店刊>
子どもの心をくぎ付けにしてしまいそうな、それは、それは美味しそうな
   お弁当が出来上がったところで、このお話は終わっています。

    この絵本を見ながら見立ての食材を集めてのお弁当作りが始まりました。
   もちろん、絵本に描かれているように、お弁当箱とハンカチも用意しました。

    出来上がりは、お世辞にも「美味しそう!」とは言えませんが、ここは
   子どもとの共感です。

    「美味しそうだね。」「遠足に出発!」と遊びが発展していきました。

    そして、ある日の夕食。
Kちゃんがチョイスして、盛り付けました。
大好きな絵本が実生活とつながった時、
   絵とことばとが一体となって、子どもの心に落とし込まれていくことでしょう。