2022年3月3日木曜日
3月3日「ひな祭り」
保育園に勤務していた頃、ひな祭りとお茶会をドッキングさせて、保護者の方をお招きして祝う「ひな祭り茶会」を催しておりました。
20代の頃から裏千家の茶道を習っています。そんな因縁から、会の企画と当日のお点前は私の役割としてやってきました。そんなこともあったかと懐かしく思い出しています。突如、記憶のタンスの奥からするりと引き出されてきました。
「一碗からピースフルネスを」
裏千家第15代前家元の千玄室大宗匠が唱えられた言葉です。家元になられた当時からこの言葉をスローガンに掲げて、世界各国63ケ国以上(数年前の情報ですが)を回っていらっしゃられ、98歳を過ぎた今もお元気で活動されていて、頭がさがるばかりです。特攻隊員としての戦争での経験が大宗匠を突き動かしているのだと、私は思います。だからこそ、この言葉には重みがあるのだと感じています。入門した時から折々にふれ、ずっと聞いてきたこの言葉が、今だからこそ、ズンと重くのしかかってきます。家元の足元にも到底及びもつきませんが…。
タイムリーに利用者さんがいらっしゃらなかった今日、こころほいくでは、大人二人の「ひな祭り茶会」となり、共にお抹茶を点て合い、和菓子と一緒にいただきました。
「一碗からピースフルネスを」心から願います!
罪もない子どもから、笑顔を奪うようなことが絶対にあってはいけません!
2022年2月27日日曜日
もうすぐ3月「ひな祭り」
玄関(ギャラリー?)にお雛様を飾るようになって、数年経ちます。
「内裏雛があれば…。」とあるつもりで見立て、満足していました。
ところが、先日程よい大きさの雪洞を発見し、迷うことなく購入して飾りました。そして、またまた程よい大きさの(和紙製の)菱餅を発見し、気分上々!そうなると、赤い毛氈を敷いたのを見たくなり、赤のフェルトで代用してみました。
やはり!雪洞などの脇役があるだけで随分「映えるな!」と、ひとりニンマリしているところです。
「あるつもり」と言えば…。
こころほいくでの遊びの環境の一つに、歩けるようになった頃のお子さん用に
小さな流し台とちょっと大きめなものとの2台を置いています。性別に関わら
ず、ままごと遊びが好きなお子さん用に準備した環境です。模倣遊びができるよ
うになる頃。お家の人がしていることの再現遊びが見られるようになります。流
し台のオーブンの扉を開け、おもちゃを中に入れると、コンロのスイッチを器用
に回し料理しているつもりで遊んでいます。蛇口をひねり、「ジャー!」とお茶
(?)を入れると、「どうぞ!」と出してくれるのです。「ありがとう。」
「ごちそうさまでした。」と遊びを共有した楽しさで、会話も膨らんできます。
2歳を過ぎて語いが増えてくる頃。「〇〇は?」と具材そのもの、魚や人参などを模った遊具が欲しくなるようです。
こころほいくでは、イメージするものに自在に変われるように応答性のある色
とりどりのお手玉や花おはじき、チェーンなどを具材用に用意しています。
橙色のお手玉は人参だけでなく、蜜柑になり、見立て次第でいかようにも変化
できる広がりや楽しさがあります。お子さんの想像力を育めるような手助けが
出来たらいいなと思っています。見立ての醬油やジュースの瓶に詰めた紙テー
プを引っぱり出して遊んでいたお子さんも、経験を重ねていくにつれ、「瓶をふ
る」だけでつもりの遊びを楽しんでいる姿が見られるようになりました。そんな
お子さんの成長する姿を共有させていただいている喜びを感じるこの頃です。
もうすぐ3月。「ひな祭り」の節句の由来は、女の子の健やかな成長と幸せを願って始まったものと聞いております。国内外で暗いニュースが続き、心の痛むことが多いこの頃ですが、「子どもの権利」が守られる社会であって欲しいですね。子ども一人ひとりがかけがえのない存在です。以前も紹介させていただきましたが、昨年6月に上野動物園で生まれた双子のパンダの赤ちゃん、シャオシャオ(暁暁)とレイレイ(蕾蕾)の命名に託された願いである「明るい未来」がきっと来ると信じます。
お預かりした目の前にいるお子さんの笑顔を守っていけるように、足元をしっかり見ていきたいです。こうして仕事を続けさせていただけることに感謝、感謝です。
2022年2月2日水曜日
節分そして立春
明日は「節分」ですね。そして翌日は「立春」です。
昨夜降ったふわふわの雪もあっという間に解けてくれて、春がそこまできているように感じます。
草花が芽吹きの季節、春。
春と聞くと、心が浮き立ってくるようです。
今年こそはお花見に行きたいと思っていたのですが、果たしてその夢は叶うのかどうか、このコロナ禍の中、
先が見通せない現実があります。
「出かけたいけれど出かけられない。」それはお母さまたちも同じですね。
こころほいくも同じ状態です。そんな中で、依頼のお電話をいただくことは、
大変な重みがあることだと感じています。今まで以上に万全の注意を払い、「安心と安全」
の保育ができるように努めていきたいと思います。
感染予防を配慮しての予算を見越し、新しいおもちゃを買わせていただきました。
「飛行機のモビール」です。
人と人をつなぐ大切なツール「おもちゃ」です。
空気清浄機の上に吊るしてみたのですが、空気の流れに乗ってゆったり動くことで
赤ちゃんを魅了してくれています。人見知りが始まる前の赤ちゃんであっても、いつもの
環境との違いを敏感に察知していますね。賢いです!本当に。
そんな時。
赤ちゃんの目線に合うように抱っこし、「飛行機だね。」「気球だね。」と少し揺らしてやると、赤ちゃんの目がキラっと輝きます。飛行機が何なのか分からなくても、言葉の力や響きを通して、赤ちゃんとの繋がりを感じる瞬間です。
お子さんが選択できるおもちゃの数が増えたことで、除菌消毒と共に感染予防に繋げていきたいと思います。
初めて利用してくださる方はもちろんですが、下の方が生まれて3年ぶりにご連絡くださった方、開設以来断続的に利用してくださる方、たくさんの方々に支えられて「こころほいく」の今日があります。
節分を目前に、改めて感謝申し上げます。
2022年1月7日金曜日
年頭にあたって
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
松の内最終日、滑り込みのご挨拶になってしまい、大変失礼いたしました。
年賀状でのご挨拶で完結したような錯覚をしておりました。
そんな中、嬉しいお便りが届きました。
「こころほいくがあることで安心です😊💛。お体に気をつけて、ず~っと続けてほしいです!」
勝手ながら一部を紹介させていただきました。
年が改まり、もう少し続けさせていただきたいという思いに大きく背中を押してもらった気持ちです。ありがとうございます。
「こころほいく」を必要としてくださっている方々に寄り添えるよう、今年も精進してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い
いたします。
2021年12月5日日曜日
おもちゃ
玉がスロープを転がり、最後に鉄琴の階段を転がる時に奏でる音が、優しくて心地よさを
感じさせてくれるおもちゃです。Beck(ベック社)のシロフォン付玉の塔です。
目の前にいるお子さんの興味関心を見ながら、手と目の協応動作を養う遊びの一つとして提案をしています。
小さな玉(ほぼ10㎜)を指先でつまみ、14㎜ほどの穴に入れる動作は、指先の器用さが求められます。1つ2つの玉がポロンポロンするよりは、たくさんの玉が連続して奏でる音に魅了されます。遊ぶお子さんの年齢の目安としては、2歳前後を考えています。何でも口に入れてしまう「なめなめ期」のお子さんには、「誤飲」のリスクが伴うことなので、目につかない所で保管しています。もう一つ気をつけていることは、出す玉の数を決め、片づける時には出した玉の数と合っているかを確認することです。
「赤ちゃんが落ちている玉を拾って、玉をお口に入れると危ないからだよ。」とお子さんには伝えています。
先日、保育の所管課よりの注意喚起の情報提供がありました。
「最近、小さなお子さんがネオジム磁石製のマグネットボールやキューブを誤飲する事故が多く発生している。」とのことです。
「サイズが小さく(1個3-5㎜)、数が多い(1セット数百個)ため無くなっても気づきにくい。磁力が非常に強い(一般的なフェライト磁石の10倍以上)ので、腸内に入ると自然排泄がされず、気づかずに時間がたつと腸管に穴があき、開腹手術や大がかりな処置が必要となること。病状が進むと生死に関わる状態になるとのことです。」
お子さんの遊ぶ環境を安全に整え、守るのは当然のことですが、こんな風に予期せぬことも起こりうる、どこに危険の落とし穴があるか分かりません。「こころほいく」では、お子さんに提供するおもちゃは、木のおもちゃの店「クルテク」で買い求めているもので、99%は木製(布製も含め)のものばかりです。少々お高めではあるけれど、子どもにとっての「安心安全」を買わせていただいております。だからすべて安心ということはないので、「ゴムはゆるんでいないか、壊れているところはないか?」を確認して上で出しています。
「誤飲事故」の話は、うちとは無縁とも思いませんし、他人事ではありません。
お子さんの大切な命を預からせていただいているという緊張感が常にあります。
「お子さんと一緒にいて楽しい!」だけでなく、楽しさを裏付ける大変さがあるからこそ楽しい!」と、私は思います。「子育ては確かに大変!でも、その大変さに優る喜びがある。」と信じて、ここまでやってきました。
子どもの笑顔が見られる。
最高の幸せですね。
今年も残すところあと1か月となり、少し振り返ってみました。
皆さまも元気で年の暮れをお迎えください。
家の玄関ギャラリー「クリスマス」です。
2021年11月28日日曜日
💛嬉しい再会 その2
Hさんと前後して、8か月ぶりにSさんからご連絡がありました。
H君と同様、三姉妹さんとの嬉しい再会の日が決まりました。
最初のご希望に添えなかったものの、何とか調整ができてほっとしました。
「お断りはしない、したくない。」を基本としていますので、利用者の方のご希望に
添えなかった時ほどつらいことはありませんから。
こうして当日を迎え…。
当時1歳2か月だった末っ子のHちゃんは、二人のお姉ちゃんの引力でずんずんと
「こころほいく」に溶け込んで行ってくれました。不安な様子など微塵もなく、むしろ
笑顔の可愛いHちゃんそのままでした。
6歳のIちゃんは、「ずっと来たいと思っていたんだよ。」と、気遣いの言葉が使える
素敵なお姉さんに成長していました。感激ですね。
4歳になったYちゃんは、「これ使っていい?」「これで遊んでいい?」と聞きながら
遊んでいた姿から、主体的に、自ら考え行動する姿に変わっていました。
動きが活発になったHちゃん。「あぶない!あぶない!」と言いながら椅子の上を
ぴょんぴょん跳んでいる姿にハラハラドキドキしながら見守っていると、
Iちゃんの助け船の声がかかります。「Hちゃん、危ないことすると落ちてケガをするから
下りた方がいいよ!」と。その言葉を受け入れるHちゃん。姉妹の力はすごい!
そして、また同じことを繰り返すのですが、そこはやはり1歳さんですね。(笑)
とは言え、おもちゃの取り合いでケンカする姿もあり、家庭にいる姿で遊びを楽しんで
くれていることが、嬉しいですね。
そこで、初めてのおもちゃを登場させてみました。
Nic(ニック)社の「ヴェルター(大工さん)」です。
ミッキィ社の「ノックアウトボール」は、ハンマーで大きなボールを叩くのに対して、
ニック社の「大工さん」は、棒状のペグをハンマーで叩きます。手先の集中力に年齢差
が出ます。
前者は1歳のHちゃん、後者は4歳6歳のYちゃんとIちゃんといった風に遊び手が
振り分けられました。他者が使っている物が欲しいという心理はありますが、あえて
ケンカを誘発する必要もなく、興味関心を他に向けるのも必要かなと思っています。
と思えば…。
「お姉ちゃんがこれを欲しがっているな。」と感じると、「いやだ!」と、防衛線をはって
自分を守り、主張する。一方は「貸して!」と主張する。譲るところは譲り、折れない所は
折れない。小さな子どもたちが、遊びの中で人間社会のルールを学び、素敵な関係性を築いて
いき、大人へと成長していく姿をたくさん、たくさん見せていただきました。
自分の子育て時代、はるか40年近く前のことです。2才7か月違いの兄妹が、とにかく
同じものを欲しがり、同じものを二つ買っていた時期がありました。母としての年齢、
5歳の頃の話です。これが果たして良かったのか悪かったのかは分かりませんが、子どもから
学ばせてもらうことが、まだまだたくさんありますね。(笑)
Iちゃんの「来たかったんだ!」という気持ちが充足されたかどうかは分かりませんが、
「来てもらえて嬉しかった!」という私たちの気持ちは、倍増いたしました。
本当にありがとうございました。
2021年11月25日木曜日
💛嬉しい再会
あちらこちらで初雪の便りが聞かれる頃となりました。
ずい分と寒くなりましたね。
先日、Hさんから連絡がありました。前のご利用から8か月が経っていましたので、
こうしてまた、お預かりの機会をいただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
まさにウエルカムです。
さて、ご依頼のあった日曜日。3歳11か月になったH君との再会の日です。
H君が来てくれました。照れくさそうにしていましたが、憶えてくれていたのが伝わってきました。
会うたびに成長した姿を見せてくれるH君にかける言葉は、
「H君、大きくなったね!おにいちゃんになったね。」です。
始めてH君に会ったのは、2か月の赤ちゃんでした。いつも機嫌が良くて、おなかがすいた時以外は、ほとんど泣くことのない赤ちゃんでした。
そのまま大きく成長したH君。お気にいりのおもちゃは年齢に応じて変わってはいます
が、一つの遊びに集中し、じっくり遊ぶ姿は全く同じです。
この日は、BRIO社の「トラベルサークル」を主に、ネジやボルトを使って
ロボットや車を組み立てる遊びも加わりました。創造性と想像性が求められる
遊びです。
絵本が大好きなことも変わってなくて、「せんたくかあちゃん」「そらまめくんのベッド」
「そらいろのたね」「しょうぼうじどう しゃじぷた」の4冊の絵本を続けて読みました。
どれも結構長いお話でしたが、じっと聞き入っていました。
この聞く力が、話をする力、言葉の力にも繋がっているのでしょうね。
そして、絵本体験を通して培った心がしっかり育っていると確信しました。
こんな風に、日々成長していくお子さんの姿に時々出会わせてもらえる喜び。
この仕事をさせていただいている醍醐味です。
お預かりする時間の短い長いに関係なく、まさに一期一会の出会いです。
同じ場所と時間を共有し、遊びを通して「楽しい!」を共有することができたら
嬉しいことです。
お迎えにいらっしゃったお母さまの安心の笑顔とお子さんの笑顔に遭遇した時、
そしてその親子さんを無事に見送れた時が、ほっとする瞬間です。
本格的な冬が訪れる頃。
子どもたちに夢を与えてくれるワクワクする季節がやって来ますね。
そろそろクリスマスを迎える準備をしようと思っています。
皆さま、元気でお過ごしください。
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