花の名前は、ヒメツルソバです 名前にあるように、どんどんツルが伸びていき、花を咲かせます |
昨秋、弥彦を散策していた折にある家の庭先で見つけ、ピンク色の可愛い花にすっかり魅了されました。その後、偶然園芸売り場で花苗を見つけ、我が家の庭に植えました。
冬の間に消えたかのように見えたのですが、春から夏にかけどんどんツルを伸ばして広がっていきました。
「葉っぱだけ伸びて、いつになったら花が咲くのだろう。」と、ブツブツと娘と話していました。
そして秋。
葉っぱの色が赤く変わり、ぽつんと一つ花が咲いたと思うと、それからはあっという間。ピンク色の可愛い花がたくさん咲き、弥彦で見た時の感動が蘇ってきました。
「早く花が見たい!」という気持ちが先行するあまり、秋の咲く時期をすっかり忘れてブツブツ言ったことを、反省しました。
子どもの成長発達も同じだと思います。
赤ちゃんの発達には順序性があり、「這えば立て立てば歩めの親心」という昔のことわざにあるように、一つずつ段階を踏んでいき、ステップアップしていくものだと思います。
始めてお預かりした時、8か月の人見知り真っ盛り期だったAちゃんが、今は11か月になりました。最初は泣いて過ごすことが多く、おもちゃを見せても関心を示す余裕もない状態でした。それが1回2回と回を重ねていくにつれ、泣かずに過ごせる時間が伸びていきました。泣くのは眠たい時にむずかるだけで、今では、笑顔もたくさん見せてくれるようになりました。這い這いのスピードも速くなり、安心して行動範囲を広げているようです。
この成長変化に、目を細めるばかり。穴が開くほどに私たちの顔をじっと見つめていたAちゃんですが、我が家の天井や環境を見渡し、自分の居場所の確認をしていたのですね。回を重ねるにつれ、安心して過ごせる場所として認識してくれたからこそ、泣かずに笑顔で過ごしてくれるようになったのですね。
揺ら揺ら抱っこで気持ちよさそうに眠っている時も、私のエプロンをつかんでいる手に力が入っていて、ちょっぴり緊張しているようです。Aちゃんの手がすっかり緩むまで、ゆっくり待ちたいと思います。
天井から吊るしたちょうちょ
ピンク(大)・黄色(中)・水色(小)
以前にも紹介させていただきましたが、揺ら揺らするので、赤ちゃんに人気の優れもの。
大中小のちょうちょを家族に見立て、赤ちゃんとのコミュニケーションツールとして、活躍しています。もちろんAちゃんも大好きです!
一人のお子さんの成長の過程を、日々子育てに奮闘のお母さんと共有させていただけることは、この仕事をしている醍醐味です。そして感謝すべきことです。