2025年1月11日土曜日

賀春 喜びのおすそ分け

 

新しい年明けを迎え、松の内もあっという間に過ぎた感じがしますね。

今日11日は、「鏡開きの日」

と言っても、ピンとこない現代事情があるかもしれませんね。子どもの頃からの習慣で、ひびが入ったお供え餅を割って、その餅を揚げ餅にするか、お汁粉にして食べていました。甘くて懐かしい思い出です。

 

     


    

<今年/我が家の鏡開き>
無病息災を祈って、今年はお汁粉でいただきました。
手作り切干漬けを添えて




 

先日、かつての利用者さんでIさんからお手紙が届きました。1年2カ月ぶりの写真での再会に懐かしく拝見させていただきました。以前、このブログでも紹介しましたが、当時Mちゃんは9か月の女の子さんでした。他のお子さんと比較することではありませんが、泣くことが多かったようです。不安感が多かったのかもしれませんし、「感情表現が豊かなんだと思います。」と、お母さんにお伝えしていました。

 

Mちゃんの不安や涙は、お母さんの不安でもありました。「泣かれるとどうしたらいいか分からない。」と、当時のお母さんのつらい胸の内を話してくださいました。そんなお母さんに寄り添い、受け止め、せめてこころほいくでは母子共に安心して楽しく過ごしていただきたいと思い、努めました。

 

お手紙には、「育児を楽しめるようになりました。」と書かれてありました。仕事にも復帰されて、Mちゃんの成長に伴って余裕が生まれたのでしょうね。そんな時に、こころほいくを思い出してくださったこと、少しでもお母さんのお役に立てたなら、こんなに嬉しいことはありません。こちらこそ感謝です。

 

「つらいことや大変だったことも思い出になった時、笑える日がきっと来ますよ。」と、お伝えしたと記憶しています。遠くない将来にそんな日が訪れることと信じています。年末に利用してくださったTさんにもお伝えしたいと思います。

 

「子育ては大変だけけれども、だからこそ楽しい!」

こころほいくを通して、私が伝えたかった思いです。

 

 「優しさは、優しく接してもらうことで学んでいくもの。」と、2017年に亡くなられた精神科医佐々木正美先生の言葉です。「優しい子どもがたくさん育つことで、優しい社会になる。」こんな話も聞いたことがあります。

 

 これらの思いだけは持ち続けていきたいと年頭にあたり、改めて思いました。まだまだ道半ばですが…。

もう少しお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

2025年1月1日水曜日

新たな思い

 

仕事納めの29日、30日にNちゃん(1歳1か月女児)のお預かりを無事終えました。

 

体調の悪いお子さんを長時間お預かりするのは、緊張感の連続でした。具合が悪い時のNちゃんは抱っこを求めて離れようとしません。たっぷりお昼寝をしてお目覚め後のNちゃんは、ようやく遊び始めてくれました。

 

言葉で訴えることのできないNちゃんにとっては、泣くことでしか訴えることが出来ないのですから、もどかしかったことでしょうね。お迎えのお母さんがいらっしゃる頃には熱も下がって、体調も少し回復したようでした。本当に良かったです。

 

泣いているNちゃんの気持ちに最大限寄り添ってあげることと、Nちゃんの様子を記録でお伝えして、少しでもお母さんに安心していただきたいと思いました。

 

今年最後の大仕事を終えて、大晦日を安堵感で迎えることが出来ました。本当に良かったです。

 

ゆく年くる年、新しい年がどんな年になるのか未知数です。

「こども誰でも通園制度」が施行されることで、少しでも子育て環境が良くなるとを信じたいですが、Nちゃん親子さんを見ていると現実の厳しさを感じるのが正直な気持ちです。

 

 そんな中、揺れ動く気持ちと闘いつつ、来年3月末をもって「こころほいく」の幕引きをさせていただくことをご報告させていただきます。

 

 開設させていただいた2017年当初は、5年くらい続けられたらいいかなとざっくり思っていましたが、たくさんの利用者さんからご支援をいただき、ここまで来ることができました。「おかげさまで」の気持ちと感謝しかありません。本当に、本当にありがとうございました。

 

 3月末まで、もうちょっとお付き合いいただければ嬉しいです。

皆さま良い年をお迎えください。


        


来年は巳年(みどし)
古くから復活と再生を象徴する動物と言われているそうです
能登の復興が一日も早く進みますように!




                       「おせち」の絵本に誘われて、初めて

                   黒豆作りに挑戦!まめまめしく暮らせますように


 

 

2024年12月18日水曜日

冬支度そしてクリスマス

 子育てを頑張っていらっしゃるお母さんの一助になればと始めさせていただいた短時間の預かり保育「こころほいく」です。    

 その役割を終えようとしている中で、先日はNちゃん(1歳1か月女児)を8時間お預かりさせていただきました。 日曜日(休日)の保育施設を探していらっしゃったお母さ    んからのご依頼でした。    

 お母さんのお話から伺い知る限り、働くお母さんの子育て環境は今もなお厳しいという感想を持ってしまいます。お母さんの頑張りに最大限寄り添いたいと思いつつも、一人での頑張りには限りがあると感じるところです。    

 当日、Nちゃんが安心安全に遊べる環境作りとお母さんに安心して働いていただけるようお支えすることが、今の私が果たすべき役割だと思っています。  

 29日(日)、30日(月)のNちゃんのお預かりが、こころほいくの今年の仕事納めとなります。    


 そして…。 
もうすぐクリスマス!タイムリーにお子さんがいらっしゃらなくても、クリスマスを迎えられることに感謝し、喜びたいと思います。 
      
玄関ギャラリー<クリスマス>
右手のキャンドルに灯りが点ると、ほっこりします
    

 先日、お預かりさせていただいたRちゃん(3歳3か月女児)は、サンタクロースの飾りがついたオルゴールが気になったようです。

      
<オルゴール>
(右側の)ハンドルを回すと、「きよしこの夜」の曲が流れます



  気になるおもちゃは、子どもそれぞれによって違います。この日のRちゃんは、次から次へと出した、たくさんのおもちゃで遊んでいました。それでも繰り返し手にしていたのがこのオルゴールでした。子どもにとって戻ってこられる場所や拠りどころとなる物おもちゃがあることによって、安心感に繋がるのだと感じました。  

 「あそびは子どもの生活そのものであり、おもちゃは子どもがはじめて出会う芸術、文化。」であると、かつて参加した「おもちゃコーディネーター」養成講座でお聞きしたことがあります。 

  この日、おもちゃ(文化)を通してふれあい、あそびを共有し、Rちゃんと繋がることができたように思います。たくさんのおもちゃに助けられた一日でした。  

 お父さんのお迎えにも中々帰ろうとしなかったRちゃんでしたが、最後には満足納得したのかな?「またくるね。」と笑顔で帰っていきました。ウルっとさせられた瞬間でした。(笑)

    
冬支度を終えた<ミモザ>

   
 今年の春、地に植え替えてから見る見るうちに大きく育ったミモザの木が冬支度(ネット
でカバー)をしました。来春の開花に向けて、花芽をたくさんつけてくれている頑張りが報われるように、しっかり冬を乗り越えてくれることを願っています。

 植物を育てていると子どもの育ちと似ていると感じることがあります。自分の良さを認めてくれる環境(土)におかれることで花を咲かせ、適時に水と光を受けて、さらに生き生きと綺麗な花を咲かせてくれます。そんな姿を見ると安心し、ほっこりとさせられます  

 もうすぎ冬本番を迎えますね。そして何かと慌ただしい年の瀬ですが、心は穏やかでありたいと願っております。

2024年11月11日月曜日

伝えたい思い 3

 

ここ数日穏やかな日が続いていますが、心なしか秋が短いように感じているのは私だけでしょうか。

   

<金木犀>
すでに散ってはいますが、自分の出番とばかりに咲き誇っていました。
この香りが苦手という方もおられるかもしれません、我が家の秋の香りです。

前回お伝えさせていただきました、国の子育て支援の一端で「新潟市こども誰でも通園制度(試行的事業)」が実施されているようです。金額的には保護者の方の負担は、大幅に軽減されるものと思いますが、月10時間というしばりには大いなる疑問を感じるところではあります。

 

とは言え、このことを含め社会情勢の変化に伴い「こころほいく」の役割を終え、一つの区切りを感じているのは変わりません。

 

そんな中、あるお母さまから1本の電話がありました。

その内容は、「11月末の土曜日から12月の日曜日すべてと年末に都合7日間、8時から16までの8時間の預かり保育は可能でしょうか。」「入園は決まったものの、日曜日に預かってもらえる場所がない。」というものでした。

 

全日曜日、時間と日数を考えると即座の返答は出来ず、「家族と相談させてください。」といったん電話を切らせてもらいました。

 

 夫(相談役)曰く、「この日が良くてこの日が悪いという中途半端な預かり方は、お母さんが困るんだろうから預かるなら全部、そうでなければ断ればいい。でも、それだとお母さんが困るんだよな。」と。

 

 「確かに!!」

私の迷いは吹っ切れました。困ってらっしゃるお母さまを見捨てるのは、「こころほいくの理念」に反し、存在理由が無くなってしまうからです。

 

 最後まで、「一人ひとりに寄り添いながら、丁寧な保育」をめざすという姿勢は持ち続けたいと思っております。

 

 その旨お伝えした際のお母さまの喜びと安堵感が伝わってきて、ほっとしました。どんなお子さんとお母さまとの出会いが待っているのかと、ワクワクする思いですね。Nちゃんは8カ月になる女のお子さんだそうです。

 

と言うわけで、「最後の大仕事」と心得てお引き受けさせていただくこととなりました。

 

「こども誰でも通園制度」の拡充がなければ、このようなお母さまの場合はどうしたらいいのでしょうか。課題山積ですね。

 

働きたいと思っているお母さまが、子どもを預けて安心して働ける社会になって欲しいと心から願っております。

 

先日お預かりさせていただいた1歳9か月のSちゃんは、6カ月ぶりでの再会でした。この間更に賢く成長した分、不本意な場所にいる我が身を嘆いては、涙なみだの連続でした。ただ、この日の好天に助けられて散歩に出かけることで、Sちゃんの気持ちは大いに発散することができたようでした。

 

家に戻ってからジュースで喉を潤し、おやつのお菓子を食べた頃にはすっかりご機嫌なSちゃんに大変身。言葉を発し、おもちゃ遊びを始める頃には、私たち大人に心を許してくれて、笑顔もたくさん見られるようになりました。

 

そして、日も暮れて薄暗くなった頃にお母さまがお迎えにいらっしゃいました。保育室から駐車場を見ると、車がバックしている明かりが見えました。

「お母さんかな?」の期待で窓の外を見ていると、窓越しに覗き込んだお母さまの笑顔と遭遇したSちゃん。

 

 お母さまのニッコリ笑顔とケタケタと声を上げて笑うSちゃんの目がバッチリ!その瞬間のドラマチックな光景が忘れられません!

 

 お母さまが言うには、お父さんがSちゃんとの別れ際に泣いていたことをずっと心配していたというのです。確かに涙の多い一日ではありましたが、後半にはすっかり落ち着いて、楽しく遊んでいたSちゃんでした。(笑)

 

 こんなエピソードでも分かるように、ご両親の愛情に包まれて育ったSちゃんですから、何にも心配はありません。

 

ここまで「こころほいく」を続けてこられたのは、たくさんのお子さんとの出会いと、たくさんの笑顔に助けられ、支えられてきたからです。 同じ言葉の繰り返しになりますが、お母さまやお父さまの愛情に勝るものはありませんね。特に、お母さまの笑顔は明るい太陽のようです。

 

やはり12月にお預かりする予定のYちゃんのお母さまは、初めて預けることに大変心配なご様子です。「大丈夫です!」と明言はできませんが、お子さんの「育ちの力」を信じてくださいね。

 

12月のこころほいくは、新たな出会いの月となりそうです。

ワクワク、ドキドキ…。


       

<秋の恵み干し柿と冬を迎える準備の柿の落ち葉>
柿をいただいて、落ち葉を掃く、まさにお互い様の心です
後方のミモザは、花芽がびっしりついて
春を迎える準備をしています

<干し柿>
我が家恒例の風景となりました
今年もご近所さんのご厚意に感謝です



   

2024年9月29日日曜日

伝えたい思い 2

 

彼岸花が咲く頃。

忙しそうに鳴いていた蝉の声も静まり、赤とんぼの姿を見かけるようになりました。我が家でも萩の花が見事に咲いてくれました。季節の移り変わりが感じられる頃です。


  

前方は秋の七草萩 後方は金木犀の木
花芽をつけ始め、出番を待っているかのようです

 

 先日、5カ月女児のSちゃんをお預かりさせていただきました。人見知りすることもなく、初めての環境にもすぐに慣れて遊び始めてくれました。寝返りはもちろんのこと、這い這いも上手です。気になったおもちゃを手に取ると、口に入れて舐めてその感触を確かめているようです。なめなめ期に突入したSちゃんは、この時期の赤ちゃんの発達過程そのまま順調に成長されているように感じました。

 

Sちゃんが興味を持っているおもちゃだけではなく、五感を促せるように色や形、肌触りやいろいろな音の違いが楽しめるようなおもちゃをさりげなく置いてやって反応見てやります。大人の意図や仕掛けに素直に乗ってくれるSちゃんの動きも自在で活発です。

 


5月にも紹介させていただきました。
ようやく出番が来ました!
優しい色合い、手触りのいい感触
心地よい音
押すと戻ってくる応答性
五感を促す優れものです


かつての利用者さんMちゃんのために新しく用意したおもちゃが活かされる時が来てくれたことも嬉しかったです。こころほいくのおもちゃは、舐めても安全、投げても安心、そのほとんどが木製で出来ていて温もりが感じられるものばかりですよ。

 

こうして穏やかに時は流れ、3時間はあっという間に過ぎ、お母さんがお迎えにいらっしゃいました。お母さんの顔を認めるやいなや一目散に駆け寄って、にっこり笑顔を見せてくれたSちゃん。その姿に衝撃と感動です。お母さんの存在は偉大だと思いました。

 

Sちゃんは、自分がおかれている状況を無意識に理解し、一生懸命適応しようとしていたのですね。生まれて5カ月、すでにしっかり人格を持っていることを改めて感じました。

 

ひとりの人間として真摯に向き合っていくことが私たち大人の責任であると感じた瞬間でもありました。

 

余談になりますが…。

こころほいくの情報を知ったきっかけをSちゃんのお母さんにお尋ねさせていただきました。子育てのサイトの口コミを見られて知ったとのこと。ネットに疎い私(たち)には、初めて聞く嬉しいお話でしたので紹介をさせていただきました。

 

お母さんの安心と信頼の気持ちがあって、Sちゃんの安心があったのかなと感じました。

ありがとうございます。

 

この道を歩いてきて50年近く、子どもたちからたくさんの感動と学びをいただきました。まだまだ道半ばのように感じられるこの頃です。

 

2024年8月19日月曜日

伝えたい思い

 

平和について思いを馳せる8月。

【拈華微笑】ねんげみしょう
言葉を使わず心から心に伝えること
今月第1週目のお稽古日
床の掛物としつらえに心打たれ、1枚撮らせていただきました

先日、照りつける日差しと暑さに追い打ちをかけるように鳴く蝉の声を聞きながら、今年もお墓参りをしてきました。こうしていつもの日常が送られていることを互いの両親を含めたご先祖様に感謝の思いを伝えてきたところです。

 

「おはよう。」と言葉を交わし、笑顔で食卓を囲む穏やかな朝。

今朝は少し様子が違っていました。昨夜、Nさんから預かりのご依頼があったことで、目覚めと同時に二倍速?三倍速?で環境を整えなければならなかったからです。

 

 「準備完了!」と一息つきかけた予定時間の20分前、電話が鳴りました。

「お休みが取れたので、(今日は)キャンセルさせてください。」とのこと、Nさんからでした。

 

「お休みが取れて良かったですね。お大事にしてください。」とお伝えし、電話を切らせていただきました。熱があって体調の悪いUちゃんにとって、お母さんが側にいてくれることの安心感は大きいですね。

 

直前のお断りは、正直なところ歓迎はできないのですが、子育て時期には色々なことがあり、自分の思うようにはいかないのが、子育てだと思います。

 

「仕事を休めない!」熱のあるわが子を抱えて路頭に迷った日のこと、無我夢中だった子育て時代を思い出し、「Uちゃん、良かったね。」と思いました。我慢強いUちゃんだということを知っていますから…。

 

電話を切ると、先ほどまでの緊張感が一気にゆるんでしまいました。急に予定が無くなりぽっかり空いた時間は、神様からいただいた贈り物のような貴重な時間です。

 

「これから何をしようかな⁉」と考えると、ワクワクしてきました。(笑)

 

さて…。

 

月一定時間(月10時間)のなかで保護者の就労要件にかかわらず生後6か月~2歳のお子さん(※)を預かる制度「令和6年度新潟市こども誰でも通園制度(試行的事業)が、いよいよ始まるようです。(※)未就園のお子さんが対象

 

詳しい内容とルールやしばりはさておいて、1時間300円で預かってもらえるのは、魅力的な数字だと思いますし、預けたいと思う親御さんの金銭的負担が軽減されるのは嬉しいことですね。

 

この試行的事業も含めて、「こころほいく」の果たす役割を終えつつあるのかもしれないと感じている昨今、Nさんのようなケースにフィットする受け皿が十分でないことは、気にかかるところではあります。

 

初めての人・物・環境にも関わらず、「おじいちゃん!」「おばあちゃん!」と馴染んでくれるお子さんを見ていて思うことは、

 

「屈託のない子どもの笑顔は宝物です。この笑顔が保障される平和な社会であって欲しい。」と。

 


4年前に登場した絵本について、再掲させていただきます。

日・中・韓平和絵本
議論に議論を重ねて出来上がった絵本です。
「へいわって どんなこと?」
浜田桂子/作  童心社刊


     
次の最終ページは、
「きみが うまれて よかったって いうこと
そしてね、きみと ぼくは ともだちに なれるって いうこと」
で結ばれています。


外国に移住された利用者さんのkちゃんに贈らせていただいた絵本です。

 

   

    

2024年7月22日月曜日

おもちゃの力

 

<ミモザ/花言葉は感謝>
5月、花が終わるのを待って鉢から地に移しました
狭い場所からの解放感で、
空に向かって伸び伸びと育ち中!
子どもの成長と同じですね

先日のこと。

 

朝ドラを見ながらのんびりと朝食を摂っていると、1本の電話が入りました。「今日、これから預かってもらえますか?」という、Nさんからのご依頼でした。「微熱があるお子さんを園に預けられない。」とのこと。急でしたが、お断りは出来ないという事情だと思いました。

 

猛ダッシュで食卓を片付けて「こころほいく」に環境を万全に整えて、Uちゃんの親子さんをお迎えさせていただきました。

 

Uちゃんは、以前お預かりしたことのあるTくんの妹さんで、2歳の女児であること以外にプロフィールが全く分かりませんでした。「いやいや期」真っただ中?多分こうであろうと勝手な想像を巡らせ、泣かれるだろう姿を予想しておりました。

 

ところが、予想は見事に外れ、「本当に初めてだったかしら?」と目を疑うほどに、泣くどころか、終始笑顔のUちゃんでした。初めての環境にすぐに馴染んでくれて、おもちゃで遊び始めたUちゃん。

 

普段通っている園にも同じようなおもちゃがあるのでしょうね。キッチンでのままごと遊びがお気に入りのようです。リングチェーンをごちそうに見立てると、茶碗を差し出し、「(おじいちゃん)、どうぞ!」

 

目ざといですね。私たちは、すっかりおじいちゃんとおばあちゃんでした。(笑)

 

年齢の割に言葉が豊富で驚かされましたが、絵本が大好きで、お話が上手なお兄ちゃんTくんの影響が大きいのかな?と感じたところです。

 

「どうぞ!」の会話をやり取りしながら遊びに熱中していたはずのUちゃんが、「もしもし、ママ!はやくかえってきてね。」と、おもちゃの電話でママとお話しているのです。楽しく遊んでいて、ふとママのことを思い出したのでしょうね。

 

けなげですね。2歳そこそこの子どもが、電話に思いを託して、我慢をしている姿に胸に熱いものを感じました。

 

携帯電話の普及で、家庭に固定電話(機)がないのが当たり前な昨今。ほとんどのお子さんと言っても過言ではなく、従来型のこの電話機のおもちゃが大好きです!

 

<木製/電話>
(数字に見立て)丸い部分を押すとへこんで、応答性がある優れもの!


 誰が教えた訳でもないのですが、(子どもたちは、)受話器を手にすると耳に当て、おしゃべりを始めます。そこで、「ピッ、ポッ、パッ、ポッ、ピィ!」と「プルルル…」の効果音を入れてやると、すかさず、おじさんは自分の携帯を出してきて耳に当て、「はい!もしもしおじさんですよ。だれですか?」と応答するのが、定番の遊びの一つになっていました。

 

 「ママ、はやくかえってきてねー!」こんなことが2回ほどありましたが、お預かりの3時間はあっという間に過ぎました。

 

 体調が悪かったUちゃんのことを気にかけつつ、急いでお迎えに駆けつけて来られたことと思います。以心伝心、対面したUちゃんは笑顔でお母さんを迎えてくれました。もちろんお母さんも笑顔です。安堵感から嬉し涙が出るお子さんもいらっしゃる中、「こころほいく」での遊びが楽しかったことに違いないと、ホッと胸をなでおろしました。

 

 一つ付け加えさせていただくと、微熱があったはずのUちゃんでしたが、お母さんがいらっしゃる頃にはすっかり元気になっていて、「明日は保育園に行ける」ことを確信いたしました。「お母さん、良かったですね。」頑張るお母さんとUちゃんにエールを送りました。

 

 こんなことがあっての後日、次々お預かりさせていただいたMちゃん(1歳11カ月)と

Rちゃん(2歳10カ月)は、それぞれに自分の世界を持っていて、心の安定基地がしっかりとあることを感じました。お気に入りのおもちゃを見つけ、遊びを十分に楽しんでいたの

でもちろん泣いている暇はなく、笑顔で過ごしてくれていました。

一挙手一投足、お子さんのすることは可愛くもあり可笑しくもあり、終始笑顔が絶えない時間を過ごさせていただき、感謝しかありません。ありがとうございます。

 

 受け入れの準備をする緊張感。どんなお子さんかしらと想像するわくわく感。無事終えた時の安堵感。この三つ感覚のバランスがとれている時が最良の時です。

 

 広くは世界の戦争と平和のこと、毎日のように起きている世間を騒がせる事件のこと、またいつ起こるか分からない地震のこと、自分を含め家族の健康のことなどなど心配や不安がたくさんある中で、目の前にいるお子さんを見ながら、「子どもたちが未来に希望を抱ける幸せな社会であってほしい」と切に願うこの頃です。

 

 

<梅雨の晴れ間、きゅうりの葉の上で雨宿りするアマガエル>



  生態系の変化でさっぱり見かけなくなったカエルやカタツムリ、トンボたち…

 ぴょんぴょん跳んでいる姿を見かけると、つい嬉しくてシャッターを切りたくなります。

「ガンバレ!」一生懸命生きている生き物たちですね。

 庭の散策は、嬉しい発見がいっぱい!